C62形は1949年にD52を「改造」して生まれた日本最大最後の急行旅客用蒸気機関車。
1971年迄急行牽いて活躍していましたし、1972年ころには京都〜姫路間の記念運転なども熟しておりました。
機能性能やスタイルに関しては評価や、また好き嫌いが割れるのもメジャー機ならではのことではないでしょうか?
レゴでの作品は数え切れないほど。
その意味では、今度のエース様作品は「最新」となります。

8月12日の京都オフ会に合わせて制作されたとのこと。
近作通り、7幅です。全長はC62としてギリギリまで抑えられており、ショートスケールでも合う配慮されています。
ぶっとい缶胴が大迫力。問答無用でC62。フォルムはパーフェクト。
華やかな装飾は梅小路の2号機です。
細やかな部分でもC62らしさに溢れておりましょう。デフレクタの角度やランボード斜め部分がD52譲りな部分。プレート式に拘った先輪。ランボードの持ち上がった部分もそつなく丁寧に。
車両限界ギリギリの煙突やドーム回り。ディテールは全体に抑えめですが、全体の雰囲気良いのでバランス良いモデルですよね。
ランボード白線及び磨きだしの空気管は良い意味で保存機らしい姿。
動力はいつものことながらエンジンドライブ。Mモータ1基。ただ、前方においた電池boxの重心があまり良くなくて走行はやや難……と伺っています。動輪は公式大動輪です。径がやや小さめなこと、スポーク動輪であることは気になりません。

このアングルが一番の魅せどころ、でありましょう。
太めの缶胴。先端部ではバイクハンドルによる手すりが引き締めます!エンドビームや開放テコの造形も自然に。シリンダはパワー感じさせる部分。
なにより、7幅故にきちんと「狭軌感」があるじゃないですか!
(先輪はやや不安な作りですが……)

真正面。太い缶胴に対してΦ6の煙室扉ではなくて、Φ4の扉に抑える。そして手すりで精細に魅せてしまう。他の大型蒸機題材でも使える手でありましょう!
大きめの給水暖め機、良いバランスです。
補助灯の表現もなどほど、って感じです。

非公式側
ディテールをセーブしていることで過度に重苦しくならず、軽快さとマッチョ感がほどよく釣り合っても見えるのです。ディテール、ときに引き算も必要なのです。
一方で。エンジンドライブもあってか足回りはとても重厚。この題材に関してはヌケているよりも埋まっている方が「らしい」のです。

サイドビュウ。
C62はあんまり好きじゃない(笑)、な関山にして、「C62も良いかも!」と思わせる説得力……!
足回りはやや惜しく。やはりBBB-XLを押し込んでみたくなります(高価なカスタムパーツではありますが)。そして従台車はここまで前よりではなく、2ポッチ後退させる。テンダも2ポッチほど詰めたほうがバランスは良さげに思うのですが、如何なものでしょうか?
動輪は純正品のままでも、動輪とランボードの間のディテールでうまく「ごまかす」方法もありましょう。
キャブはドア・ステップ回りが鈍重な印象なので、手を入れる余地はあるかもしれません。

それでも、素晴らしい作品です。
写真はエース様でしょうか。黒い蒸機で綺麗に流し決めてますね。やっぱり、良い!


hiro様のEF58を後押しに。

力強さと、どことなく感じられる軽快さ。
やはり、王道だけのことはあるのですね。このモデルに20系牽かせて「あさかぜ」乃至「ゆうづる」辺りをやってみたいと思いますし、はたまた呉線あたりの急行「安芸」とかも考えてみたくなります。12系客車牽かせて「SL白鷺」も良いかも……153系の新快速と競争させたり。いろいろ想像膨らむ、楽しみな作品なのでした。


