


昨日話題になっていたレゴの和装フィグを試作。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月4日
着物も問題だが、和装と洋装が入り交じった大正時代の服装も難問だ。現段階では結局、全部作るしかない。
左から書生、インバネスにマフラーの旅行者、町娘、女学生。 pic.twitter.com/PrtR7iWDj9
……とのことです。
私に服飾史にかんして語れるほどの知識はなく、この種の造形に関して語れるほどの技術もありません。どうか、ツイートと画像の引用まとめでご容赦ください。
でも、こんな世界観へのあこがれはあるのですよ。
昔に比べカーブスロープが増えたため、身体の柔らかい線の描写は出来るようになったが、それでもやはり角が目立つ。そこにどうしても不自然さが出てしまう。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月4日
着物のデザインが単色故、どうしても単調にならざるを得ない。井桁絣や矢絣のステッカーで装飾するとまた違う印象になるかもしれない。
一番の問題は、通常のミニフィグに比べ、頭一つ分背が高くなる点。大正時代のジオラマを作るなら、フィグの全てをカスタムしないと、バランスがとれなくなる。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月4日
身長も身体の厚みも出るから大人と子供ぐらいの体格差が出てしまう。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月4日
ジオラマで使う方法があるとしたら…、幼児として使うか、或いは、例えば奥行きの狭い空間の中で強制的に遠近感を創り出したい場合とか。手前にカスタムフィグ、奧に通常フィグを配置するとかそういう方法しかないかも。 pic.twitter.com/1Z3gEp7sVb

問題の通常ミニフィグとの対比です……。
ここでなんとか解像度を一段落とす。
そしてサイズを2プレート分を小さくする。
それが出来ると、共存の道も開けるのかも知れません。
そもそもミニフィグはスカートだと足元が無い(スロープなどが直に地面)なんですよね。それくらいの割切を行うのもありなのかなと。
無論、k.martworks様の元来の解像度で、その世界観で統一して使うのも「あり」でしょう。ミニフィグと「レゴランドフィグ」の間のスケールは有ってもよいと。
レゴで作る大正時代の装束について、引き続いて考える。その過程で、一つ作品を作る。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月6日
・習作『黒船屋』
モチーフは、竹久夢二の代表作『黒船屋』(大正8年(1919年)筆/実物の画像はWikipedia『竹久夢二』より引用)。
→つづく pic.twitter.com/J8HZxY1xiD



レゴで作る大正時代の装束について、洋装編。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月7日
左から、
・居留地の外国人重役
・ダスターコートにマフラーの男
・カフェーの女給、或いは上流階級のメイド
・鹿鳴館、夜会服の女
→続く pic.twitter.com/RCY26gFhDP
スーツが出来るかどうか試した結果、一応出来るもののかなり恰幅のいい大男となる。襟のV字の合わせを再現する、歩かせる、となるとどうしても2ポッチ分確保しないといけないので必然と柄が大きくなる。日本人よりも外国人体型に近い。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月7日
もっとも、他にも解決案はあるかもしれないが今回はこれで。→
この手のフィグを作る場合、肌の露出は出来る限り避けたい。手足の幅はボディに固定する関係で一ポッチ分必要となる。肌を露出させるとなると、当然この一ポッチ分をまるまる皮膚に充てることになる。これを実際の身体に当てはめると、不自然にかなり太い手足となってしまう。→
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月7日
手足がなるべく自然に隠れるように、ポケットに手を入れているようなデザインにしたり、歩きやすいようにスカートを掴んでいるように見せたりする必要がある。見せる場合は、なるべく細く見えるように工夫する必要があろう。
— KMartworks (@KMartworks) 2019年7月7日
難しい問題ですけれども、このアイディアが一つのたたき台になり、新しい可能性に通じることを期待したいです。逆に言えば。ミニフィグ+アルファのサイズで、細密な服飾表現が可能になった……! と捉えることもできるのですから。