大変に申し訳なく……。
阪堺電気軌道 モ161形は、1928年製造の「(通常運行に入る中では)現役最古参の電車」です。ずっと走り続けてきました。阪堺では同型車も多く、このタイプが主力だった時代が30年ほど前まであったのですが。然し、順当に新車への置き換えが進んでしまい、今は数両のみが現役です。
夏場は冷房無いので運用避けられるのは例年のことなのですが、近年は出番も減っているのは気がかりです。
理想申せば、休日には特定ダイヤでの運用に入れてほしいものですが。

観ての通り、かなり大柄な解釈です。8幅スケールの世界観にしっくり来ましょうか。お蔭でプロポーションは良い感じです。
3面折妻の前面。
ぐるりと囲む雨樋は良き誇張表現ですね。
屋根のダークレッドが鉛丹塗りの表現で嬉しくなります。
歩み板やベンチレータも良い表現。
2x2茶色窓。窓枠の茶色の表現になっています。この種の窓枠表現は難しいというか悩みも多い部分ですが、単純な割り切りが案外正解なのかもしれません。小さめで位置高めなのが実物の印象に限りなく近いのですね。
動力は9Vで、ボギー車です。
台車の旋回は(即ちカーブ通過は)ぎりぎり可能に見えますが、どんな感じなのでしょうか。8幅あると路面電車の造形はかなり制約もなくなるのですけども。
側面の処理は、鋼製車よりは寧ろ木造車向けの表現でありましょう。
現役の161形よりも、嘗ての名車 モ101形(南海鉄道 電3形)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E9%9B%BB3%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8A_(%E8%BB%8C%E9%81%93)
の雰囲気狙うのも有りかもしれませんね。

言うまでもなく、もい氏の和建築な町並みと良く似合います。最高のマッチングです。

国道線の金魚鉢と続行運転です。
古き良き、大阪の外縁ですね。

同じグループの方の、アメリカ形蒸機です。1C1のプレーリー。テキサス・ブリック・レイルロードとありますので自由形? 然し、普通にアメリカのどこかに居そうな雰囲気ですね。本場のアメロコでも、比較的手頃な?サイズでしょうか。
とはいえ、8幅です。
それゆえ、車体と足回りのバランス良好。
気になる缶胴はポチスロを90度のベクトルチェンジでの表現。この缶胴太は約5幅?に見えますので、日本型で缶の太い題材……C62やD52等に応用できちゃうかもしれませんね(6幅基準です。7幅とかならC57辺りかしら?)。
従台車の造形が力強い。
キャブ屋根周りがエレガント。
赤の仕上げも美しい。キャラクターが立ってる機関車でありますね。

走行です。ロッドはカスタム品です。
繰り返しますが、JBFは自分のところで手一杯になってしまい、ゆっくり作品見る余裕に乏しいのが毎度の悩みではあります。見学に徹する……というのはありえない話ですし、難しいものであります。そして、拡大するJBFという場所考えますと、贅沢な悩みでもあるのでしょう。
(でも、次回こそもうちょっと余裕を欲しいところです。自分自身に!)
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