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2019年04月29日

【鉄道作品日本形】伊豆急行2100系「黒船電車」



 「リゾート21」こと伊豆急行2100系電車は、1985年に最初の1本がデビウ。もう34年も前のこと。
 その後少しづつ仕様を変えつつ4本が増備され、最盛期は5本が揃いました。

 第1編成:1985-2006。100系の機器流用。
 第2編成:1986-2009。100系の機器流用。
 第3編成:1988-。新車。現在は「キンメ電車」
 第4編成:1990-。新車(EX)。前面1枚窓に。現在の「黒船電車」
 第5編成:1993-。新車(α)。大きく形状変更。現在の「ロイヤル」

 2本の後継車なき引退が大変に惜しまれます。「更新車」ではあり、老朽化考えたら廃車は止むを得ないものではありますが。
 また1本も特殊用途に「召し上げられてしまった」感が否めません。

 しかし、残2本は今なお普通列車として運用され、人気を集めています。内外装に手を入れられているのも大事にされてる証でありましょう。
 常時6連であり、第4編成は偶に嘗てのグリーン車「ロイヤルボックス」を組込みます(普通車扱)。

 さて。
 今は喪われてたオリジナル塗装なのですが、これが斜めラインに文字と恐ろしく難度の高いものでした。「あれは無理だね!」ってレゴトレイン復帰の頃(2003年位かしら)に冗談に上がってたもの。

 しかし、外装の変更(初代の「黒船電車」や、100系色の「ドルフィン」、はたまたαの白塗装時代)で、少しは「製作が現実的」になってきました。

 伊豆急の車両は先に100系を制作してましたが、今の華やかな2100系も気になっておりました。先の伊豆急100系クモハ103号貸切の際に話を持ちかけさせていただいたイベント出展が叶い、それに合わせて2100系を制作することになりました。

 無論「作りやすい」第4編成の「黒船電車」をお題にしています。


 「間に合えば、お願い……」とした、FBI氏の「キンメ電車」の方がスケジュール先行したので(苦笑)焦りはありました。
 なにせ、あちらのほうが先にLDDは上がっておりましたからね。

 後発として、先発に構造を合わせることも考えましたが(当然、イベントでは並ぶわけですから)。
 そもそも全長などの仕様も大きく違うわ(FBI氏は全長40。ウチは全長32。ここは互いに譲れない)。
 実物も前面窓が大きく違うわ(R3は2枚分割で、R4は1枚)、そもそもコピーは自分の作風と違うものになって工数面でデメリット。
 ……なので、ほぼすべてが独自設計です。

 揃えたのはライトケースにグリルスロープ使ったことくらいかも知れません(笑)。

 
 前面は流動感を意識して裾は丸味付プレート。ライトケース上は1x3カーブスロープ。スカートは上下逆組生かして裾絞り形状に。

 前面窓は1枚窓の感じ優先で、3x4パネルの横組です。左右ピラーはポチスロで流動感強調。どうしても生じてしまう隙間は1x2プレートで感覚的な埋めです。ただ、おでこ部分はもう少し他の隙間埋めもあるかもしれません。


 前面側面の三角部分は素直に純組で、三角部分は極力ポチスロ埋め。奇を衒わずスマートさを優先と。

 展望席部分の側窓は3分割を4分割にアレンジ。無難な処理です。

 山側の側面小窓は横組で、上下に窓枠のアクセント付けました。黒い車体に黒い窓枠なのですが、此処は濃灰にしています。実物は中桟ありますが、窓枠表現でも持って割愛としています。

 黒と赤の車体に、沓摺の灰色が目立ちます。。
 なおドア窓には金色の丸窓アクセントがありますが今回は割愛……。シール以外で良い表現方法があればよいのですが。


 海側側面です。こちらは連続窓が並びます。

 素直に横組して、全周にサッシ表現すると煩いので、上下のみ表現です。


 屋根も真っ黒?のようなのですが、模型映え?的な意味で新濃灰に解釈し、屋上機器を真っ黒にした由です。
 

 運用のしやすさと製作期間の関係で、今回は4両編成。

 今後は元グリーン車のロイヤルボックス車の増結とか、インテリアの設置を考えています。
 また「不可能」とか言われてたオリジナル塗装車も塗分の階段状処理で割り切れば「不可能ではない」かもしれません。何時かの課題ではありますね。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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