
2019年の第4回 池袋鉄道模型芸術祭のゲスト作品から先に紹介してまいりましょう。
レゴトレインというマイナー世界においては、若い方の参入はとても嬉しいことです。今回は皆様、事前連絡してくださり運営上も助かりました。また、運転時間なども守ってくださったことに感謝いたします。
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まずはターニャ様の作品から。2017年以来、2年ぶりの持ち込みです。
旋回記事:【作品紹介】ターニャ様の自由形電車
http://legotrain.seesaa.net/article/449205785.html

自由形の電気式ディーゼル機関車?
流線型に大きな前面窓はどことなく欧州的な印象です。
機関車らしく屋根にボリュームもたせたデザインが説得力あります。電気式の箱型機はDF200もそうですけど、かなり屋根が高いですからね。
大きめの側面窓もディーゼル機関車として違和感は実は無いです。昔の西ドイツの機関車では機関を見せるデザイン(V200形)さえありましたから。

客車を3両牽いて。黒い客車はどことなく、往年のジョイフルトレイン風ですね。或いは今の「観光列車」か。

客車。ミニフィグが楽しげです。大きな窓が効果的ですね。
灰色のタイルでドア部分を明示しています。
黒に赤と白という配色が実にシックで美しい。

(もい氏の)和の情景に意外と似合うのですね。客車の赤帯は3等車、青帯は2等車……って設定かしら?

別機関車の牽引。こちらはDE10。

なし氏の機関庫情景をバックに。最高の舞台ですね。
DE10。上手く機器を収めています。ボンネットにPF機器の灰色が露出するのはそれほど気になりません。寧ろその御蔭でボンネットを4幅で維持でき、キャブが大きくなるのを防いでいるのですね。この割り切りは「あり」に思えます。
(大人の作品でも、ボンネットの幅が広くなりすぎていたり、はたまたキャブが大きくて、DE10らしさをスポイルしていることありますから)
惜しいのは足回り。DE10と先の本線用箱型機で交換してはどうでしょうか? DE10だと内側台枠で車輪が露出している方がそれらしく見えますから。あと台車間の燃料タンクはほしいですね。

でも、なかなか雰囲気の良いDE10です。
2年前からの確実な、大きな進化でありますね。今後も期待しております。