先代の922形T2/T3編成が0系ベースでしたので、100系や300系の世代を飛び越えていきなり700系ベースに移行したことになりますね。
(妄想レベルですが、100系や300系ベースのドクターイエローってどんなものでしょう……?)
現在、700系も急速に引退が進んでいます。
走行距離的に事業用車は消耗も遅めですので、案外最後の700系が923形になるかもしれません。特にT3編成は車齢14年ですから。

前頭部は先行の700系ひかりレールスターに準じています。
http://legotrain.seesaa.net/article/464608747.html
お世辞にも評判の良くない700系の顔も、角度によってはスマートに見えるのは何度か記したとおりで、この作品は「一番良く見える顔」を上手く再現しておりましょう。
ただ余り美形すぎると?700系には見えない(笑)。
やや下ぶくれな雰囲気は再現されておりますね。
レゴビルドとしていると、カーブスロープの駆使。
ポチスロによる角度固定と、隙間の埋め方。そして鼻先から屋根まで「一直線状の」ライン。そして屋根肩に掛かるような乗務員扉と客用扉のギリギリ感。完成度高いのです。
窓の少なさ、正に事業用車。

無論、7両のフル編成です。

高圧引き通し線が大仰でカッコいいのですよね。
これは922初代(1000形改造)からの伝統ですが。
白い屋根の車は軌道試験車です。922形時代は軌道試験車のみ別形式921形でしたが、923では形式も統合された由。それでも目立つ存在ですね。

二個並んだパンタグラフもまた、922初代からの伝統。
いかにもな試験車な雰囲気を醸し出す。
観測ドームもなおも健在。カメラ監視がメインですが、目視も可能なようです。ここの目視席はすべての鉄道ファンの憧れの席ですよね?

923。そしてひかりレールスター、N700系Aの並びです。
同じ700系顔でも若干の修正が入っているのがわかります。923のほうがより完成度は上がってるようですね。

このアングルでは実車は破綻したデザインなのですが(苦笑)、レゴでは上手く再解釈されてます。どの角度から観てもカッコいい700系。

超豆茸様の、新幹線造形への自信を感じさせるじゃありませんか。
そして、メインコンテンツたる動画です。
923、撮影は「凄く難しいはず」。よくぞ実物走行を撮影できたものと、運と粘りに感心させられるのですね。動画も上手く編集されています。労力かかったものでありましょう。再生伸びて欲しいものです。
なお、923形は薬師山氏作品が完成作であります。
http://legotrain.seesaa.net/article/456207838.html
2018年作品。丁寧な仕上げやディテール、クオリティではやはり君臨するものがありましょう。そして前頭部の解釈の差異がまた嬉しいのです。良い意味で別文脈、個性を競い合います。
気分屋氏のプロジェクト。
http://legotrain.seesaa.net/article/423139799.html
フルスケール寄りの作品になるはずでした。完成しなかったのが惜しかった。
でも……。何時かの再チャレンジ期待しております。
エース氏の過去作
http://legotrain.seesaa.net/article/408754405.html
流石に過去の作品ですね。でも、今のクオリティで再挑戦されたらどんなものになるのでしょうか?