1991年の創業以来人気を集めており、十分に採算は取れているようですね。飽きられない観光資源として定着してるのは凄いこと。
ここで運行されるのが、専用のDE10形(嵯峨野観光鉄道車1両・JR西日本車1両)と、トロッコ客車SK100(SK200・SK300)形5両です。

DE10に曳かれる客車。
DE10はPF内蔵か? 9V以外では尚も製作難度が高い形式です。
Powered Upでもう少し容積を減らすことは可能かもしれず、今後レゴ造形も変わってゆくことでしょう。
ただ、実物……JR貨物機は近年急激に引退が進んでいます。
嵯峨野観光鉄道所属機は案外最後のDE10になってしまうのかもしれません。

3両編成サイドビュウ。真ん中が開放型のSK300形です。
この種の車両は椅子の表現が必須ですね。

制御車SK200形。
DE10を制御することのできる制御車です。この種の車はJR西日本の得意技ですね。
さて、エース様作品。微妙な角度のついた折妻表現がとても良い雰囲気です。上下逆転を仕込み、裾のグリルスロープによる表現が精細な感じ。屋根角度もタイルの緩ハメですね。
側窓は3幅分の横組です。保護棒が嬉しい。
そして圧巻はアールデコ調の模様表現。タイルを貼り付けてるところと、ポチスロの「象嵌」による部分がありますが、美しいのは当然後者の方なのですよ。

左。Sk300形。
座席の作り方が分かります。ある部品を有効に。
台車は貨車用のシンプルな台車。TR29を再現。
ただ構造的には台車枠が簡易なので、強度面での不安はありますが……。
それでも貨車用台車の形状再現は夢があります。コストも抑えられますし。
右がSK200形。
「ポチスロ象嵌」の作り方が分かりますね。
正直なところ申すと、最近のエース様作品(蒸機など)に比べてクオリティは劣る部分があるのが惜しいです。でも、Sk200の折妻前面や側面模様に観るべきところがあり。なので、ブラッシュアップに期待したい作品でもありますよ。