まずは前回記事です。
http://legotrain.seesaa.net/article/454754777.html
2017年の11月ですね。7幅のエンジンドライブ機として当時なりに高水準な作品で驚かされたものでした。
当時の写真です。これを2017年版にしましょう。
こちらは最近の撮影のようです。
メインロッド周りが簡易表現ではなくて、結構ガチになっているのが分かりますよね。これを2018年版と称しましょうか。シリンダの装飾が凸では無くて凹表現になっているのが嬉しいです。
これだけでも十分に「お腹いっぱい」なのですが。

最新版です。近作のD51やC61に合わせてディテールの大幅な追加を行ったとのこと。
缶胴の表現をカーブスロープ主体に。そこに加わる配管系ディテール。
煙突はΦ2に。これは7幅車体とのバランスが凄く良好です。
煙室扉上のハンドレールも。白だと目立ち過ぎるのですが、黒だと程よい感じです。
バランスが良くなり、動態保存機らしい華やかさも加わった感じです。

真正面より。7幅のバランス感の良さはそのままに、更にディテールの追加。給水暖め器の埋め込みはエース様作品の特長。煙突も太くなりバランスが更に向上です。

リアビュウ。
テンダは平テンですが、台枠部分を凹ませてるのが印象的です。
ちょっぴり軽快さを。
足回りついでですが、従輪の板バネ表現が凄い。
テンダに目を戻すと白ライン表現が入り更に華やかに。

サイドビュウ。
やはり個気味の良いバランス感……と申したいのですが、キャブがやや小さい印象なのが残念です。もう1ポッチ、前方に伸びていたら良さそうなのですが。なお、キャブ屋根が長いのは1号機の特徴でありますね。
ドームも2ポッチ長いほうがいいかしら?
純正車輪の動輪径はうまくごまかせてます。エアタンクがもっと長いと良さげなのですが。動力はMモータx1。本線大型機としてはパワーは不足気味かも? まぁ重連相手が居れば気にならない問題かも知れません。Lモータへの換装は将来課題かもですね。
従輪。先にも触れましたが板バネ表現ですよ! これで凄く締まって見えます。台車枠表現も。
先輪はホイルベース長めで良い意味で伸びやか。優雅な印象です。

非公式サイド。小さな「角」パーツは有能に付き、或る程度ストックしておきたいですね(笑)。
缶胴の寸法が分かりますが、上部3幅で、これに左右2プレート分を足してる感じかしら。即ちポッチ4幅+0.5プレート。7幅ならC57の線の細さになりますし、6幅機に応用したら、C53やC59クラスのボリューム感が出せるのでは……と妄想しちゃいました。C53は未だに作品なし、C59もhiro氏に続く作品が無いままですものね。

この角度がカッコいい。実物だと寧ろC55でよく撮影されてたアングルですが。
C57もスポーク動輪であったらとか妄想させられちゃいます。
飽くまで個人の主観ですが、関山はスポーク動輪大好きで、JGR・JNRが固執したボックス動輪は余り好みではなく……。
スポーク動輪のC57なんてC55だろ! と言われてたらそれまでなのですが、なんかエース様の作品はC57としてのオーラ強くて、そういう安直さを許さない雰囲気はあるんですよ。うまく言語化できないですが。

斜め前から。この角度が絵になりますね。
エンドビームがやや寂しい(C61作品などに比べて)ので、此処のディテールアップされたらもっと化けてきそうです。
進化したC57。既に最高水準。
然し、まだ進化の余地が残されてる。伸びしろに期待なのです。