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2019年02月13日

【作品紹介】hiro様の戦前「富士」編成 7幅フルスケール(3) スシ37740とスニ36650

前回記事(1) スイテ37000
http://legotrain.seesaa.net/article/464116899.html
前回記事(2) マイネ37130とマロネ37350
http://legotrain.seesaa.net/article/464134403.html

 20mの鋼製客車はざらっと分類しますと。
 I.1927年の最初の鋼製車群。窓の上下寸法が小さめ。魚腹台枠。イコライザ台車。ダブルルーフ。
 II.1929年ころからの、窓の上下寸法を拡大。平型台枠。軸バネ台車。ダブルルーフ。
 III.1930年代の、上記をシングルルーフ化したもの。
 IV.1936年以降の、上記を広窓にしたもの(いわゆるオハ35系)。
 
 という進化があり、食堂車や1・2等の寝台車にはそれぞれに該当形式があります。このhiro様の「富士」編成は上記の「III」基本的に窓の上下拡大したものの、ダブルルーフで揃った編成を意識されているのが分かりますね。


 食堂車。スシ37740形。
 1930-31年に19両が製造されたものです。形状的には先にスイテ37000やマイネ37130と揃う車です。大きめの窓にダブルルーフ、TR78台車。

 戦時中に三等車格下げなど行われるも戦後も12両が食堂車として再起。設備の差異でスシ28形5両・スシ47形3両・マシ29形0代4両となりました。1960年代初頭に引退していく中、冷房付のマシ29形は1968年迄残ったそうですが……? 軽量客車の中に交じるダブルルーフの食堂車は奇異な眺めであったことでしょうね。

 さて。
 食堂車は……どの時代や系列であっても、客車の中でも特に重厚さが際立つものです。厨房や側廊の不思議な窓まわり。煙を吐く煙突。床下には大きな大きな水槽。
 そして窓に目をやれば、食堂にはテーブルに飾られた花がちらりと見える。ダブルルーフとなれば、尚更!
 
 hiro様の作品でも、厨房部分の窓配置がそれっぽく。
 塞がれたデッキ扉窓も印象的です。


 通路側より。左手が厨房(の側廊)、右手が食堂です。

 食堂車は等級帯がなく、茶色1色で有るのも重厚さの所以かもしれません。ウインドシルヘッダーの割愛も7幅フルスケールの質感の前には気になりません。

 実に、格好いい客車です。


 もちろん、インテリア完備です。
 
 左から車掌室・食堂・配膳台・厨房です。
 壁面の時計がうれしい。


 食堂と配膳台。厨房。
 配膳台は実物からアレンジしてカウンター状にしたとのこと。

 細かいことではありますけど男性の給仕なのがこの時代の食堂車らしいですね。ウエイトレスの登場は戦前ではありますが、もう少し時代が下りますので。

 食堂は何時か欄間の装飾などもお願いしたいものです。片持灯なども。


 これは検討中の? の食堂インテリア

 配膳台の形状が実物を意識したもの。食堂と通路の仕切りがステンドグラス入なのが華やかなアレンジです。これはこれで良いものですね。


 別角度より。側廊の窓も面白いアレンジです。

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 「富士」の現地点でのトリは荷物車。スニ36650。
 やはり同じ時代(1929-1932年製造)の荷物車。荷物車は木造車や雑形車の使い回しが当たり前ですから、17m級といえど新造の鋼製車はエリートであったことでしょう。もっとも直ぐに20m級の荷物車が登場しているのですが。
 17m級でダブルルーフの荷物車は1961年ころまでに救援車などに転用されていますが、それゆえ1980年代までその姿を残すものもおりましたね。


 17m級を意識した やや短めの車体です。

 窓はジャンパプレートを重ねて、曇で且つ保護棒付きの窓の再現狙って居るのですね。
 ドアの凹みはもちろん。荷物車のドアが裾からやや高めの位置なのも再現です。




 この車の目的は、ダミー動力車。
 Powered Up二組搭載でパワフルに走る筈……です。

 ただ、ケーブル取り回しが難しいこと。公式に逆転スイッチがないことなどで、2M化はそれなりに高難度なものでもあり。「大規模イベント会場が苦手」というPUの欠点もあり、PF化も検討されてるとか。


 「富士」としての客車の紹介は一段落。
 しかし、それに至る前のボツ作品も捨てがたき魅力があります。次回以降まとめていきましょう。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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