今思えばバブル期の通勤電車であり……。アルミボディはホワイトに塗装。前面は流線型。華やかなインテリア。理想主義が開花したような電車でありました。
京成の成田空港直通で盛り上がる90年代初頭、一気に5000形を置換えてしまいました。全車8両固定です。
運用範囲は成田空港から三崎口/新逗子まで。1号線規格の全域です。
以前は京成上野にも入る運用ありました。
但し、京急線/スカイアクセス線の120km/hのスジに乗れないのが欠点のようです。
それから……京急沿線で乗る分には実はハズレ車です。京急車のセミクロスや、はたまた全ロング車であっても柔らかい座席に慣れていると、都営は硬いなぁ(見栄えはいいけど)になってしまいますので……。あ、5500形は座席よくなってるんですよ。
現在、5500形の導入が急ぎ進んでいるようです。5300形観られなくなる日は案外近いのかも知れません。
ハズレ車とか言って避けてる場合じゃないかもですね。
それにしても、地方譲渡とかないのかしら?
デザイン次第で凄く丸く、可愛い電車に化けそうな気がするのですけども。
(尤も標準軌なのは不利ですが)

さて。超豆茸様の作品。前面の構成が素晴らしいです。
きちんと、流線型の丸みが顕れてる。前面窓を小分け横組み表現してピラーなど表現してるのも「正解」でありましょう。トランスブラックに新濃灰のピラー・非常口枠は正解してる表現です。この種のデザインの電車表現の、革命になるかも知れません。
前面下部も良い雰囲気です。連結器廻りの張り出しはパネルで表現。あの肉薄感が分かります。逆テーパもこの電車だと大事ですね。
ダミーカプラーも良い造形です。
惜しまれるとしたら、都営マークが1/4円タイルでありましたら! あの部品は都営交通のマーク表現にベストでしょうから(普通の緑はあったと。ライムはあったかな?)。

側面はスタンダードな組み方です。
資材の関係で難しいとは思うのですが、然し屋根肩をポチスロで仕上げるか、思い切って45度の白スロープで仕上げたら張り上げ屋根の感じが出せたかも知れません。
それでも、5300形のニュースタイルの可能性、感じさせます。
さて。こちらは試作バージョンでライト点灯。
やや構成に無理があったのか、上記の完成版に改造されたそうです。
完成版の方がライト位置1プレート下がり、実物の印象に近くかつスマートになっておりますね。この改修は成功でありましょう。

完成版に戻って。
左が初期車のショートスカート。右が後期車のロングスカートです。
どちらがお好み? どちらも良いですね!

編成で。

そして、もちろんフル編成なのでした!
当然ですが、京成全形式・京急全形式と世界観が揃う電車です。
造っておけば活躍の場は無限大でありますね。
ところで、次回作が有るとしたら、やはり5500形でしょうか?
一方で、5000・5200形も懐かしかったりします。
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もう一つ。京成の3050形。
3000形のバリエーションの一つで、スカイアクセス線開通に合わせた特別仕様車。塗装や内装などで差をつけた。運用の区分区別があるのかどうか分かりませんが。
もちろん、先に作られた3000形ノーマルの応用です。

でも、側面の青帯で印象が大きく変わってくるものです。
窓まわりの青処理は、嘗ての箔d車、北総7000形を彷彿させるものありますね。赤の印象の京成に対して、青の北総でしたから。

中間車。ワンアームの、2パンタです。

もちろん、フル編成です。このボリュームに慣らされてしまいつつありますが、8両造るのってやはり大変なことです。資材も、労力も。
おなじみの動画です。やはり構成・編集が巧いのですね。
ところで。
超豆茸様は京成前形式と都営現形式。あと京急もほぼ全形式を作られております。この流れでは……次は北総鉄道? C-Flyerあたり、凄く気になるのですが、如何なものでしょうか?
自分も京急再開したいと思いつつ。
北総7000形や都営5000形(旧塗装)あたりも何時かは……です。