一号線規格の各社は番号を有効活用しなければならず、京急は1000形が襲名というよりは超長期増備が続いてる由ですが、都営浅草線挟んで反対側の京成もまた1991年に全廃された3000形を2003年に襲名した由。
初代3000形が初代赤電として京成初の高性能車・都営乗入車として画期的なものであったの同様、二代目3000形も新時代のスタンダードモデルとして期待されたもの。それは無事叶い、今なお改良を重ねつつ増備が続いています。
新京成・北総・千葉NTと系列会社にも同型車が入り、京成標準車は隆盛誇っています。無論、運用範囲は一号線規格の端から端まで。成田空港から羽田空港がレギュラー。最近は京急本線・久里浜線にも入るようになりました。
車体はステンレスの無機的なものですが、シンプルゆえの良さ味はある電車でしょう。
非対称顔の前面は二段の標識燈に個性を見せます。

まずは前面試作です。
非対称の額縁前面です。実物の微妙な傾斜角は割愛なのですが、違和感はありません。シンプルさとすっきりさが身上の題材ですから、割切も肝要でありましょう。
とにかく目立つのは二段の標識灯をグリルタイルで処理していることですね。このアイディアが巧い! また、3000形の微妙な特徴である、尖った顎?(連結器に向かって車体裾が下がってる部分)をグリルスロープ逆組で再現して、そこにスカートを絶妙な隙間で合わせているのですね。
完成度、高いのです。
ライトケース廻りが1幅横組なので、上部との整合性も苦心されてるはず。

前面を、側面と合わせてみて。


先頭車。シンプルな銀色電車の側面です。
2個づつの窓はパネルで表現。小気味の3ドア電車の良い割付でありましょう。
超豆茸様の作風はあっさりめにすることで、モデルサイクルを短くしています。またコストや工数を下げることで、長編成も実現しています。
(シンプルに割り切るのは、引き算なので実は難しい!)
このモデルも割り切った良さが有るのですが、ここにディテールを足し算するのもまた楽しそうではありますね。

中間車と、ワンアームパンタ。
外幌(転落防止柵)表現は引き締め効果大きいですね。ワンポイントのディテールとして。

真骨頂はフル編成。8連バージョンです。


お手軽? な6連版です。
長大フル編成の作風はいかにもな都会の通勤電車。それをハイペースで上げてこられるのですから凄いことです。
動画となります。
或る意味、これこそが超豆茸様の「プロダクツ」なのかもしれません。
動画を継続的にアップされ、それがアクセス稼いでおられるのですから。
(いくらかそのお手伝い、出来てればよいのですが)

紹介の機会逃してしまった作ですが、二代目AE形と。
追記。AE形の動画です。
車体裾表現、3000形IIのキモですね。良く特徴抑えられてると思います。
自分にとっては京成は赤電(元赤電)で印象が止まってるのですが、蒲田→品川で乗入車に乗ったのもずいぶん昔の思い出になってしまいました。
3000形IIは最近は三崎口迄入るようになりましたので、一度地元で乗ってみたいと思ってます。というか、2月に乗ることになりそうですね。よろしくおねがいしますです。
(京成は何時か、古い方の3000形を……)