そして自社線内から都営浅草線に京成線は成田空港まで乗り入れ。
製造は1958-1978年。1500形や600形IIIを挟んで、1998年から製造再開。今なお増備が続いています。
製造時期が長くブランクも挟んでいるため、同一系列内に鋼製車(1958-1978)・アルミ車(1998-2005)・ステンレス車(2006-)があり、また全電動車編成(抵抗制御)と、付随車を組み込んだ経済編成(VVVF)があります。
アルミ車では車両端に固定クロスを設置して、2100形の補完的性格も持ちました。
2006年からのステンレス車では全ロングシートに戻ってしまいましたが、2017年の投入車から車端部のクロスシートが半分だけながら復活。クロスシート車の京急!の面目躍如です。
鋼製車は前面三枚窓貫通型ですが、初期に非貫通2枚窓の車もありました。
アルミ車・ステンレス車では非対称非常口付きですが、1800番台には鋼製車同様に中央貫通路にホロつけられる異端車があります。
鋼製車は2011年に完全引退……というよりは、同じ1000形で置き換えられています。
ステンレス車は当初未塗装でしたが、2016年の製造から全身ラッピングとなり、2017年度の投入車から塗装に戻りました。
決定版にして最新型の1000形、まだまだ800形や1500形の代替車として増備が続きそうです。
敢えて、所謂「旧1000」と「新1000」を連続したものとして解説しました。
公式見解や趣味界の慣習はともかく(おいおい!)、用途と使用線区は新旧で全く同じものであり、1998-2011年は新旧が併存もしておりました。その意味で600形(I.II.III)や700形(I、II)のような襲名形式(要は別人)とは一線画す必要があると思いますが、さて。
「あくまで個人的見解として」京浜急行1000形は新旧連続した形式でありましょう。
1958年から製造され、まだなお増備が続く、趣味的には素敵な事案じゃありませんかこれは?

ええと。少々無理のある解説で恐縮です。
(まぁ新1000でも、白1000[1-5次車]と銀1000[6次車以降]が同形式も無理があるように思いますが)
レゴ5udon様の作品、公式には「新」1000形17次車(以降)です。
ステンレスに塗装の最新モード。15-16次車のラッピングは耐久性に難があったのだそうで。結果として、ラッピングともアルミ車の塗装とも違う雰囲気の車になってます。ステンレス車の塗装は珍しいものです。
車端部のクロスシートは16次車から復活したもの。2000形というセミクロス車の置換である16-17次車では重要な設備。公式では、充電コンセントを設けるためとのことですが、然しクロスシートへの要望への理解があるのでしょうね。今後も継続してほしいものです。
5udon様の作品は何時もの6幅+プレート2枚分の准7幅です。
これによって、前面の額縁的仕上げを自然なものに。屋根肩の雨樋的処理も可能に。JREの電車の定番表現ですけども、京急でもまた効果的なのでした。
前面は微妙な傾斜角は割愛してますが、ステンレス車だと傾斜角もラウンドも緩いので違和感ないのですね。
嬉しいのは前面白帯の処理に1/4タイル使っていることで、このおかげで凄く1000形ステンレス車らしい微妙な丸みの顔になってます。

中間車基準で全長36ポッチですから、側面はゆとりあるものです。
そして准7幅との相性も抜群。
側窓は銀色の縁が下辺だけでもあると、ステンレス車らしいです。
バラエティとしてラッピングの16次車も面白いかも知れませんね。
足回り、台車のボルスタアンカを灰色にしてるのが効いています。
実物では台車で一番目立つ部分ですから、強調表現はありででしょう。

連結面は全車外幌付です。貫通扉も相まって、切り離した状態でも見栄えがします。

4連揃いで。実車はこの世代は6または8連ですが、然し、このスケールだと4連でも十分なボリューム感があります。

5udon様の京浜急行、准7幅の、この流れでの展開に期待したいものですね。
そのままで灰色を少し挿したら16次車出来ますし、前面を弄って個性的な15次車。
一方でアルミ車狙われるのなら、前面は多少の仕様変更か(ラウンド感や傾斜が欲しい)、側面は灰色なし「赤白黒」のみですっきり仕上げ?
いろいろ考えられそうですね。