27000形だけで180両、27300形が67両ですから結構な勢力ですね。
ただ、prima自体はあまり世界的にはセールス伸びてない模様ですが……。

画像はウィキペディアより。スラント形ですが、どこか嘗てのゲンコツ形的な前面下半の突出があります。

さて。yonenaga様の作品は、「製品(city)」を意識した雰囲気なのが特徴。
無理をしていないので安心感が有り、良い意味での「レゴらしさ」が。
この作品、前面下部の造形が実にそれっぽい。ワゴンエンド部品を横に使った灯火下のステップ表現には驚かされますね。
前面上部、緑の65度スロープ1幅がないので一度は諦めかけられたと伺ってますが、しかし横組で却って実車の繋がってないラインを再現できてるような気がします。
「SNCF」のロゴシールが効果的なのは言うまでもありません。
ただ、80年代の灰レール時代なら、ここに「DB」や他欧州各国国鉄のロゴマークが貼られてしまったのかしら? いや、DBでも似合いそうですよ。或いはJRやJRFでも?
(世界の鉄道マークシール、今も続いてたら確実にJRはあるでしょうね。あと中国国鉄も)

真正面から。
色にもよりますが、ワゴンエンドの横組は綺麗な車体裾ラインを出す方法として使えそうなテクですね。
65度のキャノピから運転士が見えるのが、正しく製品的な「レゴ汽車」でありますね。大事なことです。とてもとても。

サイドビュウ。前面スラントの台形ライン。正しく、今の欧州機関車です。
斜めのラインは階段状表現ですが、これは違和感ありません。
「FRET」(貨物)ロゴが効果的です。
サイドリブはグリルタイルによる表現で、製品にありそうな範囲での精細感です。同じ意味で手すりも見逃せません。手すりの取り付け方も、パーツ数は却って減りそうですから、やはり製品にありそうな?
同じ意味で、屋上機器も良い感じ。ハンドル付きタイルはいい仕事します。
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以前制作の「ベクトロン」も改良されています。独はジーメンスの標準機関車でprimaのライバル製品でもあります。チェコ共和国のREGIO JET仕様。

運転台から屋根への曲線がカーブスロープで綺麗になっています。
サイドから眺めると、あたかもライト周りからアークラインが繋がって見えます。

ライトも点灯です。製品にありそうな中での「極み」は好バランス。
そして、往年の4.5vや12Vへのレスペクトさえ感じさせられるのです。
「ベクトロン」は世界各国に売れていますから、このラインでバリエーション展開を狙うのも楽しそうです。


なお、こちらは改良前、流石に違和感が否めませんでしたよね。