高速電車や通勤電車、大型機関車などのカッコいい方向と、もうひとつ、可愛い方向です。

このB形箱電機はまさに「可愛い」文脈炸裂です。
良い意味での製品的雰囲気が堪りません。
9V仕様で造られておりますが、車体寸法的にPowered UP化は可能でありましょう。PFだと苦しい車体寸法もPUはならなんとかなる好例? 尤もインテリアは諦めざるを得ませんけれども……。

大型部品を使いつつ、然し、そこに庇などの味を加える。
側面はゼブラの側板で覆った姿であり、これは路面電車区間用の電機なのかなと想像を膨らませますね。
形状から瑞西系でしょうか。
随所は近代化されてそうなので、1920-1930年頃の古典機を今なお運用してるという雰囲気が伝わってきますね。
平板になりそうな車体は手すりで締めます。この立体感が大事です。

揃いの貨車牽いて。
この貨車、先の記事で記した「シリコンスプレーによる潤滑化対策を行った」小径軸を使用です。無蓋車の床面の低さが印象的です。
これでもって瑞西米軌(1000mm軌間)的な雰囲気が伝わってくるんですよね。小型車両には通常トレイン車輪はときに大仰な印象になってしまうこともありますから。
腰の低さは何故か、ナロー感に繋がるのですよ。


可愛いカブース。この車も小径軸です。故に良い意味での玩具的バランスを。
車内も造られています。車掌車というよりは作業員の控車としての使い方ですね。フィグや小物がやはり製品的楽しさに繋がってます。

活躍シーン。
鉱山から降りてきた……という雰囲気でありますね。
この種の軌道だと平面交差もさらっと似合ったりします。
小規模でもホッパーとかの世界観を揃えると、より楽しそうでもあります。というか、Cityの鉱山系テーマ製品(さらっと、2世代もあるんですよね)とか合わせても似合いそうです。
一方で、路面貨物として併用軌道上を街バックに走らせても似合いそう。これもまたmieshin様のインフラで可能ですから、何時か愉しみにしておりますよ。
(というか、先日の栃木で撮影しなかったのが惜しまれます。気が付かなかった!)