少し前の話題(9月15日頃)ですが、ながに様が満鉄「パシナ」を設計中です。


あまりに有名な流線型蒸機です。レゴでも国内外に何作品かありますね。
1934年の営業投入ですから、時系列から言えばLNERのA4よりも、JNRのC53やC55よりも早いのですよ! 客車の冷房も南海電車やら燕の食堂車よりも早かったのです。
現存は知られる限り3両で、3両とも流線型への復元がなされています。動態復元は叶わなかったようですけども。
最初の検討案のようで、エメラルドナイトと寸法比較されています。
大きめのカーブパーツの使い方が大胆。色はミディアムアズールのようでなかなかに美しいのですが、主要部品がこの色で揃うかどうか……ですね。ダークアズールなら大型カーブ部品はあるのですが。


もう少し設計進んだ状態。
缶胴部分はテクニックパネル。
寸法は動輪回りで9幅でしょうか。8幅世界観の作品なら許容されましょう? いや、エメラルドナイトと比べて特に横幅が膨らんでる印象もない?
ただ、先輪は無事旋回できるかの懸念はあります。
張り出し部分のステップ表現が印象的ですね。ここはステップでもあり、流線型の――アールデコ的流線型のフィン表現でもありましたから。
<追記>

11月14日現在の状態の画像をいただきましたので追記いたします。
右が新バージョンのようです。
飽くまで個人的好みではありますが、側面のポッチは隠したほうが良いかしら?

新バージョンとエメラルドナイトの比較。

新バージョンとエメラルドナイトの比較。上から。
車体幅の抑制は課題のようですが、上手く解決すること願っております。
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変わって、yamatai様のC53 43。これも9月ころの情報か。
これまた有名なC53の流線形です。
C53は戦前のうちに殆ど引退状態なのですが、43号機は流線型まま廃車されたのかどうかは気になるところです。
C53自体も45号機 1両しか残されていないのが惜しいですよね。
サイドビュウでわかることですが、先輪のうち前1軸は割愛かダミー?にして、先輪とスカートの干渉問題を避けています。なるほどです。
テンダも2軸に割り切られています。スカートで深々と覆われていますから、見た目で気がつかれにくいことでしょう。
あとは、比較的シンプルな流線造形ゆえ、卒なくまとまりそうな感じでしょうか。

リアビュウ。凝ってますね。
意外と後ろ姿が絵になる?機関車でもあります。
テンダ7幅想定のようです。6幅の足回りとのバランスが良さそうです。
難しそうな題材ありつつ、意外と?現実味は帯びているのかも知れませんね。
レゴトレインは案ずるより産むが易し、の典型ですから、不可能と思ってた題材も意外とあっさりそして見事に叶っちゃうのかもしれません。それがまた愉しいのですけども。