そこに、レゴトレイン用の動輪パーツが有るという情報をK7A4様がお話してくださったのですが、今ひとつ3Dプリント品への品質が分からなかったことで記事を見送っておりました。
然し、K7A4様がレビュウを纏めてくださったので、此処に転載しておきます。
なお、当該製品はこちら。
「shapeways」より、製造者の「Shuppiluliumas」で絞り込んでおります。
https://www.shapeways.com/marketplace?type=product&q=Shuppiluliumas
BBB(スモールミドルラージXL)にはない、バリエーション(XXL。またボックス動輪)もあるのが特徴です。ミドルサイズの薄型も魅力はあります。


価格はワンオフに近いのでBBBよりはやや高めです(概ね5−7ドル)。
それは致し方ないとして(技術にお金払うのは吝かではありませんから)。
しかし国際送料がかなり高い。試しに動輪2個カートに入れて、日本向けにしたところ26ドルという「恐ろしい」試算でした。世界一国際郵便が高い(マジでムカつく!)アメリカからの発送なのでしょうかね……?
で、アメリカでも普通便(ファーストクラス)じゃなくて速達(プライオリティ)指定してるんでしょうか。普通便でも国際定形外のミニマムが13ドルという地獄なのですが※。
※:同じ200g程度の定形外郵便ですが、日→米は300円しません。米→日は1400円以上! 巫山戯てんのかUSPS! 昔は(12年ほど前)4ドルとかだったんですが、毎年値上げ繰り返してこのザマですよ。
なお日本だけ激安ではなくてドイツも安いです3.5ユーロですから。
これで打撃食らってるのはアメリカの小商いでしょうね。輸出壊滅でしょう。
愚痴はともかく、レビュウまとめに移りましょう。
今回、紹介するのは「shapeways」で購入した3Dプリンターで作れれたカスタム動輪。しかも一番大きくて、なおこの業界ではレアなボックスポック式の動輪です。 pic.twitter.com/iGiglYa4l9
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
きっかけは「Big Ben Bricks」以外で動輪が無いかネットで探してたら偶然(多分)見つけたのが始まりです。気になって詳しく調べたら、製作者である「Shuppiluliumas」が3Dデザインを作りShapeways社に送り依頼が来たらShapeways社がプリントアウトして輸送してくれるそうです。
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
また製作者によると生産は他人任せなので品質に関しては何も保証できないと注書き(英語)があったので、とりあえず物は試しで購入してみた。したらこんな感じで届いた: pic.twitter.com/w8cliChOgA
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
ちなみに購入のさいプリントアウトできる素材に2種類のチョイスがあったのでとりあえず安い方を選択。届いて、開けて触った感じでは表面がザラザラして壊れやすいのかな思ったが意外と丈夫なので試しに水ですすいでみたけど、問題なし。
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
むしろ、問題だったのは即行で車体を作って見ようと思ったら半分は少し緩めだけど6ポッチのCrossaxleに問題なくハマって残り半分は初っ端、全然はまらなかった。(-_-;) で、仕方がなく紙やすりで地味に磨き、跡は少し6ポッチのCrossaxleに暴力をふるってなんとかハメることに成功。(笑) pic.twitter.com/l74TzYSXOB
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
ハメるのが大変だったが完成した車体を見てうっとりしちゃいました (*^^*)
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
ちなみにこの動輪、正規のLEGO社同様、車輪にゴムをはめられる作りになっているので有り難い機能です。(他の写真をご覧になるとわかると思います) pic.twitter.com/KveK7ktdxj
で、こちらが以前でも貼り付けた各社の動輪の比較です。右からLEGO社(Lサイズ)、Big Ben Bricks社(XLサイズ)、Shapeways製(XXLサイズ)。二枚目はLとXXLの比較。動輪直径の差が凄まじいです!! pic.twitter.com/5eHUg5gAs0
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
大きいですね。なお、XXLには当然通常のスポークタイプもあります。
また、スポーク動輪はカウンターウエイトの大きさも大小があります!
暫くの間は車体だけだったのですがせっかくなので何かに作れないか考えてたら昔、学校の授業中で落書きした半球型の機関車図を思い出したのでレゴパーツで作れないか調べたら可能だったので、予算を確認し、迅速にチョチョイのチョイで弾丸列車「国鉄C66型高速蒸気機関車」(仮)のMOCを作成。 pic.twitter.com/emSpdloLdE
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
大スケールの自由形流線型機関車です。
満鉄型ではなくて、日本形設定とのこと!
(HC51とか弾丸列車用機関車を思わせます。あとはやはり満鉄のパシハ……)
え〜ここで一部の読者なら「作ったはいいけど、これ曲がれるの?」という疑問が出てくるかもしれません。ぶっちゃけて言うと限界ギリギリではあるけど一応曲がれます。ただし動輪との幅を私以上に開けなければですが。証拠写真がコチラ: pic.twitter.com/b1n3595n8Z
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
証拠写真その2: pic.twitter.com/BORtAbh0EV
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
連結器の関係で自走状態ではなかったですが手押しで問題なく正規のLEGO社のR40カーブをクリアできました!!試運転はME社で購入したR104で問題なく走行できた。プリントアウト動輪問題なく回転してた。(むしろ車体の方が問題があったのは別の話)
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
ざっとまあ、こんな感じのレビューができました。長ったらしくてスミマセン。購入したことは後悔していませんですし、ボックスポックが欲しい人にはオススメですが、紙やすりの準備をお忘れなく。地味にCrossaxleの十字穴を磨くには、ちと面倒いです。
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
ちなみに誰か日本の工業技術で精巧な動輪を作ってくれる奇特な人に心当たりがあれば、ぜひ情報や連絡を頂きたいです。場合によっては寄付金を集めて制作する手も考慮したいです。以上。
— K7A4 (@_K7A4) 2018年8月25日
個人的なコメントですが。
日本発送だと国際郵便が非常に安いので(日本は世界で2-3番目くらいに国際送料小口が安い国!)、意外と3Dプリンティング品のメーカーとしてチャンスはあるかも知れませんよ? 需要は微妙かもしれませんが。
ともあれ、「shapeways」は国際送料の高さで泣きそうです。
3Dプリンティングは開発元と出力・発送を分離できるので、同じ開発元のまま、国際送料の低い国で出力っていうのは将来考えられても良いかも知れませんね……。