その制作過程品のまとめ紹介させていただきます。
なお、英国ナローといわれて「?」な方もいらっしゃると思いますが、「きしゃのえほん(きかんしゃトーマス)」に出てきた、本線とは別の小さな機関車の軽便鉄道の世界を思い出されてくださいね。いわゆる「スカーローイ鉄道」です。

12幅のナローゲージ機関車。奇しくも「ナローの泉」氏のとほぼ同スケールです。
ナローゲージ題材はラージスケールで表現する文脈も定着してきた感があります。
「大きくて、小さい」のが魅力なのですよね。
製作途中ではありますけども、伝わってきます。
途中であるからこそ分かることも。
動力系の配置・構造です。缶胴前方に電池。ちょうどボイラーの位置にXLモータ。
焚口の位置に受光ユニットです。

XLモータ外したところ。第二動輪に伝達してるようです。

端梁。このスケールになると手抜きできないですね。
小さく作るのよりも、大きく作るほうが俄然難しいのですよ!
リベット表現や、連環連結器のフックとか細かい。あと白い灯火が気持ち良い。

動力系の実装状態です。
大きな機関車といえど、機器の配置はいっぱいいっぱいです。
モータをMにすれば余裕は生まれましょうが、ラーズスケールの場合はパワー不足も懸念されますよね。xlモータの有り余る大トルクは有り難いものです。


キャブ周り。モータがやはりぎりぎり。
サイドのライニングが自然で綺麗なのです。
ちらちらとサドルタンクも見えますね。
B1車軸配置のサドルタンク機関車の実現・完成、楽しみにしております。
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関連して、スレート貨車も。
それこそ、「きしゃのえほん」に出てきたあの連中そのままですね。

約8幅なのですが、台枠部分、かなり細かい組み方されていませんか?
どうも1x1ブロックをH形に組み合わせているようなのです。
その上に、繊細な車体。
そして、全長は通常の直線レール1本分未満です。

連結部分。これが動画も貼りますけども、遊間を大きく取った独自のものです。バッファなんて上品なものはありません(笑)。

この両数、量産されたのが凄い。ざっと6両。
でもスレート鉱山のあの雰囲気を再現しようとしたら、この両数は必要でありましょう。
このように一両ごとの連結部分に遊びを持たせ、独特の挙動を再現しています pic.twitter.com/TLHb6gmD1D
— wing (@wingblock) 2018年7月15日
動画。たのしいですよ。遊間がガチャンガチャン。
貨物列車は遊間を使って引き出しを平易にするのは、バッファ+連環連結器の欧州でも、また日本のような自動連結器文化圏でもよく行われておりましたね。
(貨物列車なら良いのですが、昔の旧型客車時代は客レでも凄かったらしい。……いや、今は体験できませんが。旧客使う臨時列車でも丁寧な引き出ししてますよね)
なので、この「お遊び」、通常の鉄道で行うのもたのしいかもしれません。尤も連結器の整備と、自作連結器揃えるのが大変ではありましょうけども。
余談ついで。レゴ通常の磁石連結器(或いは一般的な鉄道模型の連結器)はぎっちり密着してますので、旅客列車でバッファを張って連環を締めた状態や、はたまた自動連結器+バッファ(アメリカや中国、ロシア)のような、日本だと密着自連のような動作になりますよね。
そんなところまで再現できたらたのしいかな、と思うのでした。