何箇所か撮影可能なスポッあトがあるらしいのですが、今回は「宮田山トンネル枝光側出口 」を狙ってみました。
いくつかの情報から「朝の7時35分ころ」を狙います。
情報が豊富な今日。この種の専用鉄道の訪問・撮影も難度が大幅に下がりましたよね。昔は車両の情報が雑誌などに載るのが精一杯。運行情報は失敗覚悟で現地に行くまでわかんない…だったのですから。

このスポットは写真に見える小さな陸橋上と、もう一つ坂の途中に微妙に存在するフェンスの低いところがポイントになります。
後者、定員1名! まぁ撮り鉄さんが「争う」ような場所・題材ではありませんけども。

反対側を見る。鉄橋を渡ってきます。
トンネルも鉄橋も両方狙える、お得なスポットなのですね。
ここで、暑い中1時間ほど待ちました。
朝のうちでまだ気温があがりきってないのと、そこそこ風があったのが救いです。あとはスマホという究極の暇つぶし機材。

情報通り、八幡側から列車がやってきました。
機関車はE8502です。
意外なのは、恐ろしく静かなこと。そして、とても低速です。
静かなのは低速であることと、完璧なまでの防音化に拠るもの。あの防音カバーの効果はここまであるのは現場行かないとわからないことですね。

まぁ、8502号は汚れきっているのですが。
8501号のほうが久々に標準塗色化され、ピカピカの姿あるのとは対称的でありましょう。模型ならウエザリングも大事なのですけども?


なお、機関車+貨車4両+機関車の短編成です。
後ろの機関車も見えますね。
ローアンで撮れるこのスポットは有り難いです。

眼の前をゆっくり通過。やはり、音が極めて小さい。

好ましい角度です。

トンネルへ。

製品輸送用貨車x4。

後ろの機関車…やはり防音仕様のディーゼル機関車は緩急車代用として繋がれているそうです。プッシュプルで折り返すためではなく、必ず機回しするようです。
武田は運転士の氏名表示でしょうか?

電気機関車8500型に比べて有名ではありませんが、このD701も結構な個性の持ち主ですね。箱型の液体式。そして徹底した防音。


トンネルへ。
宮田山トンネル自体が味わいのある、古典的トンネルポータルです。

先の陸橋から見るとこんな感じです。今度はここから「折返し列車」を狙います。
八幡発戸畑方面の列車は、情報通りなら戸畑発八幡行として30分ほどで折り返してくるはず。
下手に動かず、ここで待つのが良いんじゃないかと?

40分後、やってきました!

このトンネルポータル、やはり絵になるものです。


ただし、APSサイズでギリギリ避けられるような目の細かいフェンス越しですが。
細かいこと気にされる人向けではない場所かも?
あと、列車の撮りやすい午前はもろに逆光ですし。

無論、後追いも
今度は結構な長編成です。ホロがけの有蓋車的スタイルの無蓋車は独自のものですが、かつての国鉄トキ1000形を想起させますよね。

製品輸送が続きます。

最後尾を締めるのは、やはりD704です。



手前のケーブルが少々邪魔ではありますが、これはこれで専用線的アクセサリーとして割り切ったほうがよいのかも、ですね。
これで撮影切り上げ。
1時間半ほどの釣果は悪くないものでした。