「規格改訂」で軽自動車を薄く小さく軽やかに出来た以上、「憧れだったあの車」も出来るんじゃないか?とすぐに思い至ります。

もっとも美しい軽自動車! ホンダS360。
軽の高級車。軽のスポーツカー。軽規格と思えぬ伸びやかなボディ。
但し、市販されずに終わってしまいますが。
市場に投入されたのはより大きめの(但し今の基準では「660軽」程度)、S500/S600/S800です。


この横から見たときの車体の「薄さ」の実現が長年の課題ではありました。
ズングリしてちゃいけないのですよ。かと言って伸びやかすぎると、より上位の車に見えてしまい、360cc軽らしさがなくなってしまう。
1x2や2x2のカーブスロープあってやっと叶った夢です。
なお、フィグの頭はキャノピー上部から2プレート内におさまってますので、ホロ掛けもその気になればできます。
ホイールは最初スポーツカーらしくもっと大きなものを付けてみましたが強烈な違和感があり、小径感が狙える4スポークの細タイヤに戻してます。
余談ですが。1ポッチ ホイルベースストレッチしてあげるとS600/S800に見えるんじゃないかと妄想中。
その折にはホイルもよりスポーツカーらしいものにしてもバランス壊れないんじゃないかと?

バックビュウ。シンプルに、且つ薄さや、360cc軽らしい控えめさを意識しました。
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さて、S360の流れでもう一つ、より現実的な軽自動車である「N360」も作ってみました。
スバル360以来のRRが主流だった軽に持ち込まれた、FFへの根本的転換。
それまでのあらゆる軽自動車を古臭いものにしてしまうインパクト! なにせ、2018年現在だって軽自動車の殆どはFFなんですから。
当然、市場の反応も良かったようです。


さて、レゴで作る上での難しさです。
どうやっても、BMCミニに見えてしまう(笑)!
いや、当時のFFの小型車の最も完成度が高いのがあのBMCミニであった以上、そのモデリングの影響は逃れられませんよね。
(余談ですが、BMCミニもサイズ的には軽[但し、今の]です。故に国産660ccエンジンに換装で軽登録の改造車が存在してる由。個人的にはこの種の改造は肯定です)

造ってから時間開けてから見ても……。
やっぱり、ミニと言うとミニに見えてしまう。せめて国産で軽のミラジーノにでも見えるならまだ救いがあるんですけども(笑)。

こうして並べてみると、「ホンダの文脈」ってことが伝わってくれるかなとは思うのですが……。
<続。今度はもっと紛らわしくはない題材ですよ!>