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2018年05月01日

【作品紹介】雪にいどむ! bikkubo様の「キマロキ」は除雪車編隊。


<名寄にて。bikkubo様撮影>

 栃木レゴオフ最大の「大物」でした。
 サイズが大きいだけではなく、おいきれないほどの「精細さ」です。

 キマロキは蒸気機関車時代の、除雪車の編成というよりは「編隊」。

(ラッセル車でまず雪を除け……)
 その雪が線路両側に固まったら、それをマックレー車でかき寄せる。
 かき寄せた雪をロータリー車で遠くに投げ飛ばす。

 それぞれに蒸気機関車が必要なので、機関車+マックレー車、ロータリー車+機関車……という編隊になってしまったのでした。

 それをシステマチックに合理化・一体化したのがDD14形やDD53形といった除雪ディーゼル機関車でありました。1961年の記録映画「雪にいどむ」では、当時最新鋭だったDD14がまるで怪獣に立ち向かう超兵器……のような扱いで描かれておりましたね(♪音楽が伊福部昭氏ですよ!)。
 でも、雪という巨大災害に立ち向かうので、あながち大げさでも無かったのでしょう。

 閑話休題。
 DD14の配備後もなおも蒸気ロータリー車の活躍は続いたようですが、蒸気機関車の引退とほぼ同じく、1975年に退役。

 編成形態での保存車が名寄市にあるのが知られています。



 まずは編成から。
 前からラッセル車キ100形。9600形蒸機。キ900形マックレー車。

 キ600形ロータリー車で写真に見えませんがその後ろにD51です。
 蒸気ロータリー車は蒸機同様炭水車が付きますので、重連の様にも見えますね。キマロキともなれば3重連相当です。
(つまり、ものすごく労力と人件費を要する列車であったということです)



 ラッセル+機関車+マックレー。
 9600は後のDE10のようなもので(というよりは9600の置換えがDE10)、こうした除雪列車にはぴったりです。低速でパワーもあります。




 山間をゆく。豪雪地帯、上越線辺りの雰囲気になりましょうか。
 黄色帯巻いていますから1968年以降の設定ですね。DD14やDD53の登場後でしたけども、まだ活躍の場はあったのです。


 マックレー車のスケルトン状の構造が分かります。凄く精密。


 ラッセル+9600だけでも除雪列車として成立しますね。
 これならDE15辺りの通常の除雪列車と同じ扱いでしょう。定期運用です。

 「キマロキ」はDD14重連などの出てくる、所謂「特雪」に相当します。


 個々の車両を見てまいりましょう。

 一番派手なのはやはりロータリー、
キ600形でしょうか。
 1923年のアメリカはアルコ製のユキ300 301を元に国産化したものでモデルの604番は1929年製。
 アルコの特徴である田形の窓を引き継いでおり、全体にアメリカンな雰囲気溢れます。
 bikkubo様の作品はその特徴の余すところのない再現。前方の三軸台車や、床下台車間のブレードが印象的。炭水車の防雪覆いも印象的です。

 田形窓はちょっとオーバーな表現かもしれません。他手段だと窓枠の白入れが出来ないので、難しいところではありますが……。ただ、大きな窓から内部のボイラ等見えるのは魅力ではあります。


 内部。蒸気機関車同様のボイラが搭載されています。
 無論ローターは回転式であり、モーター搭載です。


 別角度より。ローター部分の造形が実に精細です。外は黒、内部が赤く塗られているのが目立ちますが、そこまで再現です。


 稼働は決して高い車ではないはずですが、でも、北国の機関区には欠かせない車でありましょう。インパクト、十分すぎます。


 続いてマックレー車。キ900形。
 1928年に制作されたユキ500形の増備として昭和初期から戦後に造られたもの。

 雪を線路内にかき寄せるというのは除雪車として?ですが、それをロータリー車で線路外にはねのけるための前工程となります。
 故に、常にロータリー車(キ600・キ620)とセットで配備・運用されていました。

 1976年までに全廃されています。

 bikkubo様の作品、とても精密です。
 かき寄せ翼の部分、白ラインや補強が入っているため精細感。白ラインは蒸機のランボードと同じ手法で造られているのですね。

 アングル状の車体がコダワリです。


 この角度から見ても!
 リンクやシリンダ類がこの車の魅力であることが感じられましょう。

 床下のエアタンクも芸コマですね。除雪車の可動部分(翼など)の動力は機関車からの圧縮空気ですから、エアタンクは重要です。


 ロータリー車との連結。


 翼を畳んだ回送状態です。
 この状態で「凄み」が伝わってきましょう。


 最後はラッセル車。キ100形。
 ラッセル車は木造のものが古くから使われていましたが、鋼製の標準型として1928年から1956年まで製造。他の除雪車とは桁数の違う196両に及びます。

 おかげで結構な両数が蒸機全廃後も残り、ディーゼル機関車とセットで使われました。JR北海道への継承も2両あり、最後の廃車は1989年です。

 マニアックに観ると、肝心のくさび形の鋤部分と監視室部分(運転席に非ず)にバリエーションが多く、後天的な改造も多々。模型化するならどの形状にするか迷ってしまう題材でしょう。

 bikkubo様の作品は一番スタンダードなタイプをモデル化されているようですね。

 画像はウイングを広げた状態です。


 鋤部分下半はウエッジプレートで。見事な楔形に。
 上半分は45度角度にタイルを配した凝った構成です。

 監視室窓もエッジを立てて斜めに固定。

 除雪車だと大事なエアタンクも取り付けバンドが強調され、力強い表現となっています。




 如何にもな除雪車らしいサイドビュウ。


 実物と! 三笠の保存車 キ274です。
 素晴らしい並び撮影でありましょう。

 余談ですが、キ100形は今も弘南鉄道で2両が健在です。
(津軽鉄道にも籍はありますが、未だ稼働できるのやら?)

 ウエスチングハウス製の古典電機機関車に推される北の電鉄の除雪列車もまた、キマロキとは違った魅力。古典電機作りたくなってきましたよ?

 余談ついで。
 除雪車というと、キ700/キ750というジョルダン車(広幅車)もありました。やはり個性的なスタイルの持ち主であり、一部がJR北海道への継承されるほど長く使われたものでした。
 更に……スノーローダー。キ950という物凄いものも(笑)。テクニック仕掛けで作ったら楽しいんじゃないでしょうか(笑)。日本では1両だけに終わったローダー式もソ連・ロシアでは多々活用されています。

 ともあれ、これからやってくる夏は除雪車の整備シーズンでもあるます(やや強引)。
 冬に備えて、今から整備するのもありかもしれません。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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