トレインで使えるのは1800mmx450mmの机が2つ。
特に新作が用意できるわけでもないので、それでも十分と答えたのです。
そもそも横須賀って場所考えたら京浜急行・無双。電車なら「列車」よりは省スペースで済みますし。
最初は、いつもどおり。地上+高架で2線同時を考えてました。
1800mm x 900mmは地上の複線は不可能ですから。高架インフラは省スペースにも使えるのです。
しかし、前日にふと思いつく。
高架の上に高架って重ねられるよね? と。
大規模展示などではなく、小規模なオフ会だからこそ※、リスク取った試みだって出来る。これはチャンスじゃありませんか!
※:自分の思想信念信条として「展示会もオフ会も同じ。どっちも本気で楽しまなきゃいけない」とは思ってますけども。

全体です。
流石に設営は思ったより大変でした。4人で作業して90分程ほど要しましたから省スペースでこそありますが省力ではありませんね。
ただ、机が思ったより小さかった(1600mm x 450mm位)ので地上の配線変更に手間取ったり、二重高架作りのノウハウ不足もありました。
次回あるならもっと時短はできるでしょう。
重ねる線路は8の字が二段。
「インフィニティセクション」という有り難い呼び名をいただきました(笑)。
強度は予想通り、問題ありません。基本は垂直荷重でありますし。横方向のモーメントもレールが「モノコック」として機能します。それが二段になるのは寧ろ有利でありましょう。


無論、京急でやるからには「蒲田要塞」は意識にありました。
あそこは高架2階と3階にそれぞれ分岐線がある巨大・立体高架駅ですから。
3段までは現実の建造物でもある風景です。
4段以上は流石にファンタジーの領域かもしれません。


8の字の配線自体が電車の方向やベクトルが常に入れ替わる楽しいものです。
それが上下二段というのは更に、楽しい!
余談ですが、机に布敷くのは大事です。フェルトやナイロン腰布は廉価で頑丈持ち歩きも平易なのです。


サイドから見ると更に蒲田感が強いですね。
地上にも線路があるのは川崎っぽくもありますが。
「列車」と違って「電車」(路面電車から発達したような電鉄)は狭い空間を走らせまくっても違和感が少ないのです。

見上げる魅力。
純粋に高い高架も良いものです。ただ、普通に足を伸ばすと強度を簡単に出せません(トレッスルとかテクニックで組むような世界になってしまいます)。お手軽な関山高架で高さを稼ぐのは、「二重モノコック」にもなる多重構造は有利になります。

橋桁と橋桁の間をゆくという不思議な感覚。まさに、蒲田。
え、230形の時代に合わない?
いや、鉄骨作りの高架とか、あの時代に空港方面が高架化されてたらという妄想ですよ……?

二重並走。

流石に三重並走は撮影タイミングがなかなか合わず。
今回はdyson氏・わたるん氏の名鉄電車がゲスト参加です。赤い電車でいっぱいに。

3段の高架は初めてというわけではなく、関西で2016年に行われています(立命館大鉄研)。でも関東ではなぜか初めてとなりました。
こんな面白いとは思いませんでしたね!

高架は「究極のシーナリー」です。
建物や地形を用意できないときにボリューム感を効果的に出せますから。
三重にしたら、高架もとい効果二乗です。

とはいえ、このレイアウトにシーナリーを合わせるのは難しいかもしれません。
高層ビルとか考えられますけど、それもそれで置き方次第で違和感出そうです。
現実ですが、「蒲田」は高架が周囲で一番高い「ビル」だったりします(笑)。

名鉄はメンバーチェンジ。わたるん氏の5700系に。

2ドアクロスシート車ばかりという夢のような(笑)。
ただ、より「蒲田」らしくするため、京急の現代型はもう少し揃えたいかもと。白1000とか。はたまた乗り入れの北総とか。

拙作 京浜急行の全集合です。

さて。
展示後半卓数に余裕ができたため、もい様の「旅館」ジオラマと接する展示にさせてもらいました。

素敵な「背景」を得ました!

全景も。


前景も。

はたまた前景も。

三崎とか三浦の方の雰囲気だよね、とか盛り上がったのでした。

穏やかな立体地形と電車の組み合わせは堪りません。

名鉄が2本です。上の3900系はdyson氏のお気に入りなのだとか。
実物も良い電車でした。

見下ろす立体感。
俯瞰もいいものです。

タワーのごとく。

密度いっぱい。行き交う電車。

木造旅館と海を見下ろして。

柱の間から。

電車が三段というのは、十分に刺激的。

このアングルだと山岳系のループ線に見えなくもないですね?

8の字……もとい、インフィニティが映えるアングル。

こんな、電車を観られる旅館あったら泊まってみたいものです。
(騒音が喧しいだろ、ってツッコミは入りそうですけど、ツリカケやVVVFはもはやミュージックですよ♪)
それにしても。もい様の地形に建物、素敵すぎでした。

最後の最後で登板。定番の西武E52です。
どのレイアウトでもシチュエーションでも合うのはこの機関車の意外な良さ。

産業鉄道らしく。



高みを征く。


自作動力のまったり感は、この種の「小型」レイアウト向けではあります。

列車がいっぱい。

西武と京急と京急。

見下ろし。

旅館と地形。このコラボが実現してよかった!

八の字のサイドビュウ。


古典電機をこうした線路走らせるミスマッチ? もといファンタジック!

赤と黄色のツートン京急。この時代がやっぱり好きなのです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆

三重高架は手間も資材も相当に食いますし、なにより情景も選びます。いつも出来ることじゃありません。プラレールタワー的展開は慎重に考える必要はあるでしょう。
それでも、折り見てまたやってみたいとは思うのでした。インパクトは相当です。
最後に動画貼っておきましょう。楽しさ伝わってくるかしら?
#横須賀レゴオフ
— 関山@浦賀/4月22日横須賀オフお疲れさま。次は5月4-5日群馬HMR (@houmeisya) 2018年4月24日
トレイン三段重ね動画 その1 pic.twitter.com/FvqfatsJuO
#横須賀レゴオフ
— 関山@浦賀/4月22日横須賀オフお疲れさま。次は5月4-5日群馬HMR (@houmeisya) 2018年4月24日
トレイン三段重ね動画 その2 pic.twitter.com/EwsGD9nRgd
#横須賀レゴオフ
— 関山@浦賀/4月22日横須賀オフお疲れさま。次は5月4-5日群馬HMR (@houmeisya) 2018年4月24日
トレイン三段重ね動画 その3
背景の会話が妙に濃いのは気にしないw pic.twitter.com/Hoe3aqdnY3
#横須賀レゴオフ
— 関山@浦賀/4月22日横須賀オフお疲れさま。次は5月4-5日群馬HMR (@houmeisya) 2018年4月24日
トレイン三段重ね動画 その4 pic.twitter.com/LmHornXsnh