はたまた、通常鉄道と割り切ってしまうか。
後者は暴論に見えて、不正解に非ず。
プラレールではゆりかもめやリニアが製品化されており違和感なく他の車両と走ってます。
それは玩具だから許される? じゃ、一般的な鉄道模型の世界では1067mmも1435mmも同じレールを走ってて許容されているのはどう考えましょう???
無論、走行安定性の良さと、専用の軌道を用意しなくて済むメリットは大きいのです。
独自軌道の技術的チャレンジは既に行っているエース君ですが(そして成功されていますが)、今度は合理的な割り切り版です。

写真はかい様撮影(次のもう2枚も)。
割り切り版と言い切ってよいのか? 車体の完成度がこの上なく、高い。
美しく、整っていて、そして微小な丸みも汲み取った造形です。横組の側面もまた細やか!
そしてツルツルの屋根上。
ブリックライブ大阪の会場がニュートラム沿線なので、合わせての急造だそうです。そして、「さようなら大阪市交通局」というタイミングにも間に合ったのでした。

丸み持った造形とともに、にっこりアーチのスカート周り。スカート裾の1x2赤タイルはかなり高度な取り付け方法か? これがあってこその作品でしょう。
やや惜しいのは足回りでしょうか。AGTの場合は足回りはタイヤが側面に露出しますから、通常車輪よりはテクニック軸穴車輪を使って内側台車枠にしたほうが良さげです。ダミーでも良いので誘導輪の類があるとより盛り上がりましょう。

楽しい仲間たちと。
余談ですが、通常軌道(PF)だと薬師山氏方式でカーブを詰めると相当な急曲線も作れます。コストは掛かりますが軌道面をタイルなどで或る程度埋めるとAGTらしくも見せられましょう。この割り切り、将来性は高いかもしれません。
無論、独自軌道の魅力もあるので、要所で使い分けできればよいのでしょうね。