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2018年02月12日

【鉄道作品欧州形】SR Merchant Navy Classも造ってます。


 昨日のイングリッシュ・プルマンカーを引っ張る機関車も平行製作中です。
(7時間でゼロから此処まで出来ました……)

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 英国の鉄道は1947年まで4大私鉄に別れてた由。その中でロンドンから南を受け持ってたのが Southern Railway(英南部鉄道)。
 Merchant Navy Classは1941-1949年に30両が製造された急行旅客用機関車。
https://en.wikipedia.org/wiki/SR_Merchant_Navy_class

 時代は第二次大戦の真っ只中ですが、こんな高度な急客機製造できるのは連合国のゆとり? いや、英国でも戦時中は殆どの特急列車の運行は停止されてたようですが……。

 戦争の影を感じるのは、「Merchant Navy」という型式名。
 日本語に強引に訳せば「戦時徴発船」ですから……。無論、戦勝国と敗戦国。また合理的思考の出来る国と、そうでない国の対比は有りましょう。戦時の民間船舶への協力を記念・祈念しての命名なのでしょうか。機関車毎の愛称は「Blue Star」「P & O」等の海運会社に因んだものです。


 wikipediaより

 スタイルは独特の半流線型でした。
 高速化のためではなく、煙がまとわりつかず上方に上ってくことと、自動洗車機への対応が目的だったそうです。然し、俄に信じがたいのですが。

 流石に1956-61年には全機ケージングを撤去。改造後の姿も悪くはないものでしたが1967年には退役してしまいました。11両が保存され、5両が動態だそうです。
 残存率は高いので、それだけ人気のあった機関車?

 趣味的にみれば。
 LMSのコロネーション、LNERのA4(マラード等)に匹敵するSRの華形であり、GoldenAllowやNightFerry等の大陸連絡列車も担ってた。人気も当然でありましょう。

 なお、外見がほとんど同じでやや小柄なWest Country 及び Battle of Britain classも同時期に110両製造されています。Merchant Navyの96噸に対して86噸ですから、C59とC57(4次型)辺りの関係でしょうか?
 保存鉄道ではやや小柄なWest Country classの方が残っているようです。ただ、ナンバーが見えないと両者の区別は付きにくいですね(笑)。


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 半流線型の顔。
「汽車のえほん」でゴードンがロンドンに行くエピソードで、他の鉄道の機関車と会話してるところで1カットだけ出てきた他の鉄道(SRですな)の機関車がこれだったのでした。子供心に、格好いい!って思ったのです。
勘違いでした。この機関車はあの絵本には出てこないですね……。作者はどうもLNERとGWR贔屓みたいで、SRの扱いが良くない?

 あとは高校の頃に入手した「写真で楽しむ世界の鉄道 4(1964)」や「ヨーロッパの鉄道スナップ(1956)」といった古い星晃氏の写真集の刷り込みでしょう。


 側面。
 上半分が窄まった形状は、裾部が約7幅、上部が約5幅です。
 カラーリングなどの時代考証は1950年代の、ケージングが外されるちょっと前くらいを想定。この時代は客車や電車も含めて、いろいろ面白いですから

 動輪はおなじみのBBB-XL。Merchant Navyは英国では珍しいボックス動輪機ですが、これが通常のスポーク動輪になるのは已む無し。

 メインロッドは簡易可動(bitkubo氏の方式)も考えましたが、半流線型のカバーがあるので不可能なのです(ロッドが上部まで来ると、裾に当たる)。通常の可動です


 先輪周りです。
 何時もの、2-C-1を、「1+1C+1」に解釈する方式です(既存作だとC55やC52等)。
 動輪は「フランジレス−フランジ−フランジレス」カーブもバッチリです。

 この方式だと、シリンダと先台車のスペースの取り合いの問題が解決するのですよ。

 メインロッドは途中でアーム入れて内側に1ポッチ寄せています。これでシリンダ周りもスッキリします。

 先輪もBBBミニ。公式車輪よりルックス優れてますので。


 缶胴内部は補強のみ。クリップで斜めの角度をつけてる由。この辺は基本現物合わせで各自工夫のこと! です。

 今回は手書きも含めて設計図なし。威張れたことでは無いですが。
 でも、蒸機は毎回毎回ほぼ現物合わせですね。そして経験値がものをいいます。

 蒸気機関車は経験工学であるっていいません?(いやそれ実物の話ですから!)

 あと、言うまでもなくテンダドライブです。ルックスと取扱を考えるとエンジンドライブは避けるというポリシーです。


 動輪と車体裾の逆組L形パネルの微妙な隙間。
 擦れると回転効率落ちますので、ギリギリの寸法を攻めるのですよ!
 
(続。というか2月19日迄に完成させて名古屋持ち込みです) 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | 鉄道作品(欧州形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
汽車のえほんはよく見ていたので、ゴードンがロンドン行く回にそんな機関車いたっけということで調べてみました。どうやら同型機のようですが、半流線形ではなくカバー(?)が付いてないやつだったみたいです。

http://wikiwiki.jp/kei0420yuu/?%CA%CC%A4%CE%C5%B4%C6%BB%A4%CE%B5%A1%B4%D8%BC%D6
Posted by 鱒寿司 at 2018年02月13日 19:21
◆鱒寿司様
 当該ページは私も観ましたが、勘違いでしたね。
 なんというか、SR色の薄いシリーズだったんだなぁと今更のように(笑)。
 
 さて、その後MerchantNavyは順調に活躍続けてます。
 PFで安定して走る蒸機なので、活躍の機会多そうです。
Posted by sekiyama at 2018年03月19日 17:51
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