GBCのトレイン系モジュールだと往復させるどころか停車させてトロッコ傾斜させてポイント切り替えて折り返して……を機械じかけで行うオソロシイ作品もありますけど、シンプルな?鉄道模型的な発想だと、やはり頭を抱える難しさ。
あ、懐かしの4.5Vを引っ張り出すのはあり?
ただ、バッテリーカー牽引が必須になり自由度が著しく下がりますけども。
(余談、意外と鉄道玩具で自動往復サポートした規格は多くないのです。おうふくプラレール、スーパーレール、ミニミニレール。すべて70-80年代の品で、尽く絶版……)
やはり、PFの中で考えたくなりますよね。

往復させるには電気的な切り替えと機械的な切り替えが考えられます。レゴ4.5Vにミニミニレールは前者。おうふくプラレールにスーパーレールは後者でした。あとGBC職人さんの作品も後者かしらん?
ナローの泉様も最初は後者を考えつつ、結局電気的切り替えに落ち着かれたようです。
写真ですが、黒い枠(台車と電池boxの間の)がバンパーで、これが終端で押されることで反転スイッチを動かし、反転させるようです。反転スイッチ部品は側面にテクニック穴があり、ここからも操作できるのがミソです。
しかし、回転角の微妙さでちょうど「反転」が出来るのですね。よく出来たスイッチなのかもしれません?
(手元にこの部品がないので確認ができないのが悔しいのですが)

車体に実装された作品です。路面電車。
モデルは大昔の玩具的Oゲージで見られたという「バンパートロリー」だそうです。前後のバンパー部分に何かが当たると、反転すると。

全長は突出部除き22ポッチに収められてます。前面は微妙な折妻も再現。前面窓が旧型2x2窓にも関わらずタン色なのは「?」ですが、程よく褪色してるようです(笑)。2x2の新型窓に差し替えても良いでしょうか?
車高の高さは飽く迄外見上のもので、ここに何か入ってるわけではないみたいです。無論電池boxを単4仕様に改めれば更に小さくできる可能性もありましょう。
ところで、配色とか昔の豊橋鉄道豊橋市内線みたい(笑)。

この角度から見ると、良い感じで「馬面電車」ですね。

中身です。やはり単3仕様の電池boxがスペース埋めてるのが惜しい。単4仕様ももっと入手性が良くなればよいのですが。
自動往復なのにPFの受光ユニットがあるのは「電圧調整」用とのこと。ベストは3速だそうです。おそすぎるとスイッチ動かすパワーが得られません。
何らかの魔改造で、電池3or4本用の電池box使うこと出来たらいいかもしれません。或いはダミーの電池で電圧を下げるか? いろいろ解決策は考えられそうです。コスト下げて量産することが出来るのかもしれませんから。

実装状況。ケーブル地獄は致し方ないですね……。
走行動画です。6速の内、3速辺りから安定した逆転走行をしてくれます。また、バッテリーが重いのもあり、ぶつかる衝撃で線路がよく動くのはご愛嬌w pic.twitter.com/eSUv0stcBY
— ナローの泉(鉄道) (@hornby32mm) 2018年1月22日
走行動画。かわいい?電車が、やや力強く?往復してるのは楽しい姿です。
このシステム、いろいろ応用できそうです。GBC職人方とは違う、トレインファンならではの鉄道模型的・鉄道玩具的(……この2つには大きな差異なんぞありません元来は!)な展開、考えてみようじゃありませんか。
[追記]
紹介記事有難うございます。
— ナローの泉(鉄道) (@hornby32mm) 2018年1月25日
バッテリーの事ですが、単4バッテリで試験したところ、逆転動作が安定しませんでした。車両の慣性で硬いスイッチを動かすので車両が重い(単3バッテリ)方が動作は安定します。(単4バッテリでも重りを積めばイケるかも知れません
成る程!
— 関山@浦賀/2-3月調布「ボクらのブリック」/2月20日名古屋平日オフ (@houmeisya) 2018年1月25日
重要なので追記しますね
他玩具でもある程度の速度や慣性は有してるので物理的に納得♪