机の上の展示や走行だと、転落=即死、もありえますからね(苦笑)。
何より、レイアウトの質を高める効果的なアクセサリでもあります。プラレールやNゲージなどで「車止め」含まれるセットに心踊らされたりしませんでしたか?
解説含むツイートが秀逸なので、童心に戻ってまとめて紹介です。
#レゴトレ 鉄道施設解説(レゴトレインの事故防止を目的とした解説です。)
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「第一種車止め」砂利に列車を突入させて止める方式です。
安全側線等に使われます。(画像は安全側線緊急防護装置付きで、車止標識が無いパターンです。) つづく pic.twitter.com/6ApMkvsqy4
砂利盛線ですね。これが正しい車止めです。
安全側線も作るとリアル度たかまりますが、レゴだと難しい(笑)。でも、レゴの運転はわりと逸走とか本線誤進入とか多いので、実は安全側線の必然性は高かったりするんですけど。
レゴ鉄道施設解説
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「第二種車止め」櫓型に組んだレールに衝突させて止める方式です。
本線終端等に使われます。(停止位置目標と、車止標識が有ります。) pic.twitter.com/Ii1nkjuAjg
よく見るタイプの、櫓組な車止めですね。
これをイメージする方も多いはず。ただ、近年では都市近郊電車(JR及び大手私鉄)の本線の行き止まりだと何らかの「緩衝装置」付が多くなってますが。
一方、低速での移動が前提の車庫内や引き上げ線や留置線だとこのタイプが主流ですね。
停止目標の1x2ポチスロは良い効果です。さぁ真似しましょう。
レゴ鉄道施設解説
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「第三種(甲)車止め」車輪を衝突させて止める方式です。
留置線等に使われます。
(レールを山形に湾曲した乙タイプもあります。) pic.twitter.com/I83bKeLGMW
もうちょっと簡易なタイプです。
貨物用の側線や、私鉄の車庫とかはこのタイプが似合いましょう。保線車用の側線もこの手かしらん。
レールを山形に曲げた第三種乙タイプは近年は余り見かけませんが、ちょっとレトロな情景作りだと考えてみたくなりますね。近年のレゴの曲線系パーツの充実なら良い形のものが作れそうです?
余談ですが、なし様のこのタイプも類例でしょうか。見栄え良くてパーツミニマム。

レゴ鉄道施設解説
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「第四種車止め(制走堤)」コンクリートに衝撃させて止める方式です。
高架の終端等、過走時に重大事故に繋がる恐れのある場所に使われます。
(他の車止めに制走堤を組み合わせるパターンもあります。) pic.twitter.com/0zYydUsl1H
翻って、また本線などに使うガチなタイプ。大手私鉄やJR系など都会的な情景に合いそうです。高架上の安全側線にあるととてもリアル。
レゴ鉄道施設解説
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「第二種車止め(緩衝装置+制走堤)」緩衝装置で衝撃を和らげます。
頭端式ホーム等で使われます。
(緩衝装置はあくまでも、低速度で逸走してきた列車を安全に停車させる事が目的です。) pic.twitter.com/2SVdI0L4nK
緩衝装置付き。本線系の行き止まりはこれが多くなってきました。
具体的には1980年代に一部大手私鉄で導入始まり、1990年代にJR各社でも採用増えてきた感じです。故に、1970年代以前の世界観では似合いません。
緩衝装置そのものも色々バラエティがあります。櫓形でダンパー部のないやつ(RAWIEなど)もあります。
レゴ鉄道施設解説
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「仮設の車止め」レールの上に乗せたマクラギで車輪を止めます。
工事区間や事故現場等で使われます。
(他の車止めにマクラギを組み合わせるパターンもあります。) pic.twitter.com/WPjuIsY4BR
ミニマムなもの。路面電車の車庫とかこんなのが似合いますよね。これでも無いよりはマシでしょう。実物でも、レゴでも。
余談ですが、路面電車の終点は道路交通の邪魔になるので、この程度の車止めもないパターンは少なくないですが。無いのも、場合によってはリアルなのです。
(近年の「LRT」だと立派なコンクル製があったりしますけど)
レゴ鉄道施設解説
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
「車輪止め」線路に覆いかぶさる木製車輪止めで車輪を止めます。
保線用等の車両が流転するのを防止する為に使われます。(画像は木製パターンです。鉄製のも有ります。) pic.twitter.com/pmtueCXs7g
側線にあると良い感じですね。
実用でも、開閉が出来るので便利です。
以上、車止めと車輪止めを紹介しました。
— キベルネ (@kyberne) 2018年1月20日
昔、レゴトレインのイベント時に、線路終端に車止めが無くて、そのまま列車が机から転落して大惨事になってしまった事故を経験しています。
逆に車止めが有って助かった事例も多々あります。
完全に事故を防ぐ事は難しいですが、設置した方が良いです。
実用面からの考察です。
さて、見栄えの意味でも重要ですよね。冒頭でもちょこっと触れましたけど鉄道の雰囲気を出すアクセサリとして、費用対効果は大きい! 線路の行き止まりが何の処理もないのは「みっともない」ですよ。
簡易なもの、簡単に取り外しができるものもレゴなら簡単に造れます。
車止めの大事さ、再認識なのです。