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2018年01月10日

【作品紹介】アイン様の都電6000形はモノレール動力。自在に街をゆく!

 日本でこそ路面電車は1970年代に大きな路線網が排除されてしまいました。しかし、欧米では路面電車の高架化や地下化で、シームレスに交通近代化を図る流れもまたあったのです。
 日本でも神戸で市電高架化が検討されたとか言われていますが、既存システムと互換性のないAGTの類や建設に膨大な予算を要す地下鉄とは違う都市交通の可能性が見られなかったのは残念ほかなりません。

 アイン様の今度の作品は、もしも都電が高架化・連結化されていたら……? という空想を刺激するのに十分なものですね。

 先方の記事
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40565488.html


 動力系のベースに使われているのは、1987→1994年のモノレールシステムです。高価すぎて普及したとは言えないシステムではありましたが、急勾配や急カーブを柔軟にこなして行くのは楽しいシステムでした。

 この写真はCityの60039のトラムに動力を組み込んだもの。中央にモーターなので所謂連接車とは相性が良いのかもしれません。


 そして、今回の作品です。
 ベースは、今でも都電というとこの車がイメージされることも多いであろう、名車6000形。東京都交通局からは引退久しいですが、然し同じ「とでん」の土佐電気鉄道では未だ同型車が健在ですね。

 それを、連接化(連結化)したという設定です。
 都電はついぞ連結運転定着しませんでしたが、1950−70年代は割と路面電車でも輸送力増強を迫られており(それなのに廃止も並行してたのは矛盾も酷いですけど!)、既存車の連結対応や、連接車改造が多くの事業者で行われていました(札幌や京都、鹿児島など)。
 都電ももっと残す方針ならば大多数派の6000形も活用され、連接化・連結化が行われたかもしれませんね? 説得力があるのです。


 そして、都電6000形としてなかなか魅力的な造形ではありませんか。
 3面折妻の前面は丸みがたっぷり。屋根の3x3丸プレートであったり、車体裾のバンパー部分と上手く繋がる。旧型2x2窓のレトロ感も堪りません。文字通り都電が生きてた時代の部品でありますからね!

 十字型の枠の入った客ドアの表現もユニークですね。やや大仰?とのご評価でしたが、十分に特徴を捉えます。個人的にはアルコ製の機関車(ED11やED14等)に応用できないかかんがえてしまいましたが(笑)。
 側窓は1x2ブロックで割り切っておりますが、これはこれでアルミサッシらしく見えます。横組や旧型の2x2窓並べるのもデメリットがありますから、これは一つの正解ですね。


 連結部分です。モータを上手く隠そすドラム形。

 モノレールシステムを用いることで、他の動力系では不可な低車高低床面も叶えている由。無論、コストは犠牲ですが……(モノレールの動力などは今は高価……哀)。


 連結面


 そして、街をゆく。クラシックなビルと、都電のベストマッチ!

 レゴモノレールの軌道は灰色の平面にラックギア出っ張りのみですから、上手く併用軌道にも見えるのでした。


 停留所にて。あり得なかった東京の姿がここにあり?

 モノレールシステムはコスト面で簡単には真似出来ないですけど、拙作流儀の二軸アレンジによる低床化で、都電も作ってみたい、それも黄色いのを! と思わされるのですね。


 高架をゆく。
 都電の高架化が行われて、地下鉄や国電の補助的役割を果たしていたらと妄想が。
 ちょっと華奢な高架橋ですが、ロスアンゼルスのメトロ(地下鉄であり高架であり路面電車でもあり……という乗り物。無論鉄軌条式)の高架を思わせもします。その意味でエキゾチックな感じが。




 ターミナル駅へ。なかなか賑やかな終着点です。通常鉄道との乗り換えも考慮された理想的ターミナル。

 なお、レゴモノレールは自動折り返しができるので、こんな行き止まり配線でも構わない。ここは9VやPFよりも優れた?一面です。
 

 ビューゲル上げて、出発準備。
 大きなビルの谷間の停留所ということで、阪堺電車の天王寺を思い出してしまいました。電車は都電風も魅力なのですが、阪堺電車風(とくに161形風!)は如何でしょうか?

 最後に。モノレールシステムによる路面電車はメリットもデメリットもあり、導入は用意ではありません。でも、この電車の造形の雰囲気、通常トレイン規格にも活かせそうに思えるのですね。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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