勿論どちらも8幅フルスケールゆえの迫力とリアル感に富んだ作品です。
なし氏のが東(高崎)の仕様なら、sato様のは西の仕様のようです。

前面。
車体角の微妙な丸みも再現されています。8幅ならではの表現ですよね。真四角ではないスマートさ、流動性を感じさせます
ジャンパ栓やその照明灯などのディテールも賑やか。これもこのスケールだと無理なく収まるんだなぁと。ドアの出っ張りも見逃せません。またよく見ると前面の上下左右のベクトルを微妙に混ぜたモザイクなのも分かりましょう。
ヘッドライトも点灯です。

側面。全長は42ポッチ。
JRFロゴの表現が嬉しい。きちっと斜体になっています。それでもJRFに見えます。3幅分横組みで微妙にできる隙間を、白線との間の塗り分けに処理しているのですね。
特徴的な窓やルーバーの配置もそつなくまとめられております。なお、写真右方の1個分の窓は左方の3連窓とはサイズ変えてバランスを取っています。
黄色い乗務員扉は良いアクセントですね。
屋根上も見逃せません。直流電機にしては賑やかなかまぼこ型の機器函を前後ともリアルに再現です。交差式のパンタグラフはやや誇張気味なサイズですが、これがまたかっこいい。
足回りは通常の車輪にディテールを盛る作り方です。6幅でも可能ですが、効果が大きいのはやはりラージスケールでありましょう。前後台車・中間台車でバネ周りが作り分けされています。動力は通常のPFトレインモーターで、現状1M。2M化可能とのこと。
実物は引退始まっている機種ですが、それだけに今後はよりファンの注目を集める機関車となりましょう。
この作品も広範な活躍、期待したいものです。
(なし氏の同題材との並びや重連は拝見したいですね……!)