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懸垂式のモノレールシステム。
「あとは車体作るだけ……」迄詰めた前回ですが、無事に車体が出来ました。

題材は……まぁ多くの読者諸兄とフォロワーの方が予想されたであろう(笑)、ヴッパータールの旧型車です。
皇帝のお召し列車に使われたとかいう1編成が動態保存されているアレですね。1970年ころに全面リニューアルされる前のヴッパータール空中鉄道はその種の古典車が至極当たり前に使われ、世界最古のモノレールの風格?を保つ。
日本ではモノレール=近代的車体(古くてもモノコック構造な1950年代デザイン)なのですけど、そのイメージに挑戦するかのようなこの車は長年惹かれてきたもの。
なにせ、大好きな古典電車が空中を走ってるのですから!

70年代リニューアルされる前のヴッパータール空中鉄道には幾つかの車種があったようですが、その平均的イメージで纏めています。現存の動態保存車の再現というわけではありませんが、でも一番意識はしています。
車両は片運転台のボギー車。これが2両編成。
レゴ的には1両が動力車で1両が付随車です。
車端の絞込はヒンジで曲げる。腰回りはカーブスロープで処理。
カラーリングは……濃赤のカーブスロープが足りなく(資料調べるまで腰回りは茶色と認識してたため)、付随車の方はとりあえず濃灰色で落成。何れ差替前提です。
なお、動態保存車は如何にもな古典車ラインが入った姿ですが、1970年頃までの「ケ」の姿はツートンカラーに黄色帯1本のシンプルなものでありました。
側窓は大きく。というか軽く。やはり少しでも軽量化はしなければなりません。
横組は論外。3x4の大窓はこういうとき有利です。

反対側の姿。
先にも記しましたが、ループ線前提の片運転台です。貫通路も繋がっていませんでした。1970年のリニューアル後は連接車になっていますが。

上から。
なお、台車は動力台車・付随台車とも先の動力試作より一回り小さくすることに成功しています。これでも未だごつい印象ですが、強度要りますからね。
連結は台車に付けた連結棒です。フックに引っ掛けるだけ。

スマートな側面に対して前面はやや不細工(笑)。
ただ嘘つくのも何ですからね。タイルとブラケットで薄くなるよう作りました。ここはいずれ改良したほうがいいかもしれません。

動力車。内部はPF機器でいっぱいですが、ぎりぎり運転士は乗れます。
もちろん、単行可能です。

付随車。大きな窓なので、流石にインテリア作りました。ミニフィグ乗せたら絵になりそうです。

動力車のお腹。見ての通り全体を上下逆転で組んでいます。
受光部が下面ゆえ、展示会やオフ会などの操作は気を使う側面もあるかもしれません。一方スイッチへのアクセスは平易です。

お腹外したところ。ケーブル類は電池boxの裏面(というか「上」を)通してすっきり。
カブスロとブラケットの塊である「お腹」ですが、絞込は旧型ヒンジで曲げてます。ただ、昨今のクリップ雌雄でも代用できそうですね。

ケーブルとか屋上機器? モーターとボギー台車の位置関係が分かりましょうか。

こちらは付随車のインテリア。シートは新意匠。
今の動態保存編成はサロンカーとして豪華な味付け?されているようですが、一応、現役時の?平時の姿イメージしてます。

さて。軌道上にデビウです。
お楽しみに。
(まぁ、成功したからこそ記事にしてるんですけども(笑))