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2017年10月04日

【実物鉄道】札幌市交通資料館を観る(その1)バスと地下鉄関連

 札幌は95年96年15年と訪問して今回4回目なのですが、交通資料館は初訪問です。9月10日 日曜日。

 ここは開館日が夏季の土日のみなので、さり気なく遠来には難度が高い。今回はオフ会が9月9日の土曜日終日、そして帰りが日曜の午後というスケジュールであったため、丁度余裕持ってゆっくり訪問することが叶ったのでした。

 ここ、濃ゆいです!
 ただ、地下鉄の高架下という環境上、地下鉄の耐震工事のために2年間休館入ってしまってます。その直前の訪問になったのでした。
(ほんと、良いタイミングでした)

 目玉は地下鉄や市電の車両展示ですが。先ずは順路通りバスと館内展示から参りましょう。


 先ずは1963年製のローザ。とても希少なはず。
 1974年までに引退したものですが、郊外や山間地などで運用された模様。マイクロバスによる一般路線車は気になる存在です。今ならポンチョ使うんでしょうけど。


 解説。




 まるっこさがかわいい。何処と無く東欧的なスタイルでもありますよね。
 

 車内。驚きの3方シートでした。
 いや、この時代の路線バスで3方シートは珍しくは無いんですけど、マイクロで3方はすごく不思議。ハイルーフ仕様ですが、そうじゃないととても立席乗車ができません。


 リアシート。リアウインドウの丸みが優雅です。
 実際の乗り心地は優雅じゃなかったんでしょうけど(笑)。非常口は小型車は免除されてたのがありません。尤も窓は大きくあくのですが。


 エンジン周り。キャブオーバーの、カバー流線型が印象的。
 最前部の特等席?は客は乗せないのか、運賃箱? で塞がれてます。ワンマンだったか車掌乗務だったかは不明です。


 いすゞ。こちらは現存個体も多いタイプですね。いや、ボンネットバスの中では一番の美形でありますが。細いボンネットが美しい。


 解説。9年で廃車ですから昔のバスの平均寿命は短いものでした。
 

 テール。
 最後尾の両開き扉は非常口にしては大仰なので、「サービスカー」時代の名残かもしれません。何らかの事業用車だったのでしょうか?

 形状そのものは、こちらもエレガントです。
 1950-60年代のダークブルーとオレンジの塗分もまた鮮烈ですね。




 車内。先のローザに対して、こっちは2列+2列のロマンスシート仕様。
 原型がこの仕様だったのか、改造などで代わったのか不明ですが。

 昔のバスは床が高くて屋根が低いので、妙な息苦しさはあります。


 運転席周り。パーツ欠品が多いのは残念。最小限の予算でなんとか整備されているのでしょうけども。

 それはともかく、最前部に伸びるロングシートが印象的。あと運転席と客席の仕切りらしいものがないのも。ただ、この辺も「サービスカー」時代の改造かもしれません

 保存状態というと、2006年ころに保存状態の悪かったらしいステンレス製観光バスを解体してしまっているんですよね。
頑張ってこの2台は維持してほしいのですが。




 他にバスはこの2台。
 比較的最近の車ゆえ、コメントしにくい(笑)。札幌市交通局のバス事業は2006年を持って終わり、民間移行となったそうです。その記念車でもあるのでしょう。

 無論、長い目で見ると希少車になっていくことでしょう。


 バス関連のパネル展示。
 右上写真ですが、ボンネットバスも赤とクリームの塗分の時代もあったことがわかります。左上は先のマイクロバスの活躍中の姿。


 右下や左下写真のバス、中央扉が両開き4枚折戸ですね。それも最大級のロングボディ。バス最盛期ならでは輸送力仕様か。もっとも旭川には6輪車も居ましたけども。


 独自塗装の中央環状線が印象的。
 旧札幌駅も広告などの少ないクリーンな姿。

 左下。定期観光用の日野?のスケルトンも今や昔語り。というか定期観光バスという形状が今や昔ですが。


 「だけかんば」
 貸切車の愛称表示でしょうか。何のことかと思ったら植物の名称ですね。
 どうやら6台?あったステンレス製バスの1台らしいです。

 民生車は「しらかば」と「だけかんば」、いすゞ車は「はるにれ」と「すずかけ」、日野車は「はまなす」と「こぶし」と命名されてたとか。



 モノクロ写真より印象的なものを。
 左上が、ステンレスボディのバス。
 左下が、4枚折戸の輸送力使用車。ただしツーメン仕様。


 ステンレスバス、アップ。なかなか不思議な形状。
 2006年まであったという保存車「しらかば」(横引き窓貸切仕様)とも違う個体です。

 このへん、もっとまとまった資料展示があれば良いと思うのですが。(日本では最初で最後の)寝台バスも年表に1行しるされているだけで、写真とか模型とか展示してくれりゃいいのにと思ったり。まぁ「黒歴史」ではあるんでしょうが。

 ※:1990年代に中央観光(中央交通だったか?)に貸切で簡易寝台造れるやつがあったと思うので、この辺の定義は難しいですが(ネオプランの輸入車。然し、どうやって認可受けた?)。
 あと、近年の豪華長距離高速車は言わずもがな。


 閑話休題。
 これ後から調べたら件の「寝台バス」と判明!(別記事に)


 昭和20年代の花形 トレーラーバス。


 これも昭和20年代。元、軍用車でしょうか。
 米軍払い下げの軍用トラックにバス車体を載せた車は全国で見られたそうですから。ボンネットの他にキャブーオーバーもあったとか。


 さて、屋内展示を見ましょう。
 東西線6000系電車の再現モデル。
 
 1両まるごとは無理としても、せめてカットボディは欲しかったなぁ。

 この電車は95年に乗車していますが、南北線2000系とは違った意味で濃ゆい電車でしたね。派手な外装とか(北海道に「S」のマーク!)。独特のセンスなのです。


 ドアの内側が、濃ゆい。絵柄の入った化粧板は70年代にちょっと流行ったものです。近鉄の12400とか30000も絵柄入りだったような。


 札幌の地下鉄といえば、ドアステッカーのクマさんでしょう。クマなのが北海道らしいと思ったんですが。
 いつ頃か、クマさん居なくなっちゃいました。今はもっと小さくシンプルなのですよね。


 鉄道模型はNゲージが稼働中でした。
 動いているのは22号。動力ポケットラインですね。車体は金属製(アルナイン? 或いは自作?)。


 地下鉄。流石に通常鉄車輪アレンジです。これは致し方なし。

 レゴで札幌地下鉄の可動モデルという夢、ちょっと考えてしまいたくなります(ゴムタイヤもレゴなら可能ですから)。




 地下鉄の大型模型。南北線1000形。1番ゲージサイズ。
 開業前のデモンストレーション用モデルでしょうか? 車内はなんと1人がけクロスシートの仕様です。
 そして、タイヤ部分はスカートが伸びています(というか、実際の1000/2000ではタイヤ部分に車体裾切り欠きがあります)。初期構想の姿を残す貴重な模型です。

 なお、1001-1002はセミクロスシートで実際に製造されています。模型と違って車内中央部のみクロスシートですが。大きな窓からの展望は如何程のものであったことでしょう! ただし、営業運転入る前にロング化されてしまったようですが。


 こちらも1番サイズの模型。こちらはもう少し現実寄りな仕様なのか?
 車内はロングシート。ただし、車体裾はスカートあり。
 そして、側窓は固定と思われます。冷房無いのに。

 定山渓鉄道の「ゲロ電」から何も学んでないんですね(苦笑)
 流石に営業運転入った1000/2000形は一部の窓が開閉式です。

 ただ、9月8日に比較的空いてる南北線の現行車に乗って思ったんですけど。現行車はすべての窓が下降式でそこそこ風通しはあって、やっと冷房無いのを誤魔化せるレベルです。一部窓しか開かなかった1000/2000はさぞかし「暑かった」んじゃ……?


 Oゲージサイズの模型です。
 こちらは2000形の後期製造車。側窓が上下方向に小さくなってます。
 先の理想主義的模型と違って、タイヤまわりの切り欠きがわかりましょう。

 95年の札幌訪問時は普通に走り回ってた2000形。今思えば1日とは言わねぇ半日費やして乗りまくるべきでしたが。ちくしょう。


 この先進的なスタイルがいつ決まったか分かり兼ねてましたが、1968年には既に決まってたんですね。記念乗車券が教えてくれました。


 その頃の現実? 現存していない第1次試験車。というかただのバスですねこれ。
 ところで第2次試験車の写真がないです。


 第3次試験車。有名な「はるにれ」。
 三軸の戦後製気動車。双頭式、と思われるガソリンエンジンx2。
 気動車史上、実はキワモノかもしれません。いや車籍のない実験車ではありますけど。

 そして第4次試作車。「すずかけ」。
 1000/2000形と同じタイヤ配置・モータ配置の試作車。車体なんてただの飾りと言わんばかりの開き直った?形状でした。
 でも、初のシステムにはこれだけの手間がかかったのでしょう。

 えーと。
 普通に鉄軌道式で作っときゃ定山渓鉄道や夕張鉄道や国鉄との直通も出来た。規格次第では市電との直通もありえた。なんで無理やりゴムタイヤ式にしたのよ……。
 って突っ込むのは無粋なんでやめときましょう(笑)。
 鉄軌道の方がメンテも楽だったんじゃないかとか、車輌も特注じゃなくて済むのでローコストとか突っ込むのも無粋です。たぶん。

 当時なりにいろんな事情もあったと、たぶん……。


 2000形のスリット写真。伝説のブツ8。第20編成。
 8両編成で全車運転台付(中間運転台は機能喪失)という強烈なシロモノだったそうな。他に4+4や6+2が4編成あったようです。
 8連固定でも、増備車は窓サイズが違うので整った編成というのは無く、趣味的に興味深い存在であったのでした。

 然し、現役当時は趣味の対象とみなされてない悲劇です。
 木目の化粧板とか、ゴロゴロゴロゴロッって「決して良くはない!」乗り心地は記憶に残りますが。やっぱりもっと乗っときゃ・撮っときゃよかったなぁ。


 展示風景。華やかじゃないけど、見る人が見たら「すげぇ」の宝庫です。
 改装後もこの濃ゆさが維持されてほしいのですが……。


 ブリジストンから寄贈されたというタイヤサンプル。
 南北線2000形用のスリックタイヤが今の目で見るとすごく不思議です。今の5000系は流石に溝ありタイヤなんでしょうか?

 で、どうでもいい余談。
 地下鉄でゴムタイヤというとパリ・メトロが元祖です。というかパリと札幌以外では広がりませんでしたけど(苦笑)。

 で、パリで地下鉄にゴムタイヤ使おうとしたのは、その前にミシュランの客車や気動車が或る程度使われてた延長線上なんですかね?
 ゴムタイヤにフランジ付けて通常のレールを走るというキワモノでしたが、まとまった両数は居たらしい。

 どうでもいいけど、パリも後悔してるんじゃないでしょうか(おい)。


 東西線6000系電車の模型。通常の二軸ボギーの、やや常識的な形状に改められる。
 前頭部はよくよく考えてみたら80年代に流行った額縁顔の元祖なんですが、全体の雰囲気のせいで良くも悪くも70年代的野暮ったさはありました。装飾過多なとことか(褒めてます)。

 6000系というと第一編成が2000形と同じ前面形状で、ゲテモノ度高かったですねぇ。やはり趣味的に追いかけとくべき存在であったのです。
 
<続>
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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