前回記事 E231系
JAM前後からの作品群です。
1両ごとの密度は敢えて落として、編成のボリュームで攻める方向性は通勤型・近郊型・一般型ではある種の正義でありましょう。
いや、密度を落としてと云っても、基本造形がしっかりしてての話ですが。それを満たしておられるのは言うまでもありません。
まず、先日の八王子での関山撮影の5枚から。





八王子に持ってこられたのは、E217系の東海道線仕様。90年代なかばから比較的近年まで、少数の編成が見られました。結構目立つ存在でした。
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少し前に戻りましょう。E231系から。

JAMあわせで制作されたE231系のグリーン車。

二階の曲面ガラスは大胆に割愛されていますが、窓配置の優先という意味ではこれは一つの正解でしょう。印象把握よくできています。窓配置も省略なしです。
屋根は2x2のカーブスロープのほうが良いかもしれませんけども。
階下に目を向けると、台枠下の下がった部分を色変え(新濃灰)して、重苦しい感じを軽減してる処理が巧いです。

ダブルデッカー2両続くインパクトは結構なもの。


グリーン車2両組み込みの基本編成、10両。
長さは、力!

15両をフル編成で、整備。これはこだわり
先頭車が4両も並びます。

先頭車同士の連結はロマンですね。
いや、気動車などの単行同士の重連でもそうなりますけど、1+1や2+2と、10+5では重みが違いますよ。

8月末にあった辻堂での展示向けにちょっと仕様変更。
ヘッドライトの位置を1プレート内側に寄せる。印象代わってくるものです。



JAM2017にて。展示スペースにずらりと並んだ東海道線近郊型の数々。
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その後、E231系は、前頭部を改造・帯色変更でE217系に化けました。
このフットワークの軽さは超豆茸様の持ち味でもあります。


同題材はmazta-k氏作品がありますが、前頭部の傾斜の処理が違います。
超豆茸様の方は横組のまま傾斜させてます。主観の問題かもしれませんが、隙間は気にならず、作品の精細度が上がってますような?
前頭部は薄ぼんやり?あるのか無いのかわからないような貫通扉表現が行われています。実物でも、増備の途中で非貫通型になったりしてましたね。


そして、15両フル編成のインパクト! 流石に15両の帯色変えるのは大変だったとか。根気と、そして高度なパーツ管理の賜物でしょう。

もちろん、グリーン車も。
貫通幌の形状が一見「?」ですが、よく見ると編成にした状態で恰も外幌に見えるようになっているのですね。


そして、再度湘南色に。冒頭で紹介した、E217系の東海道線仕様。
今は全車横須賀・総武快速線に戻っていますので見られない姿です。東海道・高崎・東北本線方面は運用が一体化していますから、e217系・E233系に揃えておく必要も高いのでしょう。致し方なし。

パンタグラフは一貫してこの仕様です。
骨太感も、悪くないものですね。



たちまち10両編成になりました。ヘッドライトも点灯。


例によって、先頭車同士の連結……。

最終的には、15両のフル編成化を果たしています。
横須賀線時代とは編成が違うのに注目です。



改造中の、湘南色帯と横須賀色帯の並び。
この二者が混ざった編成こそありませんでしたが、並ぶシーンは多々見られたものです。

E217系は一時期の東海道線転用以外、ずっと横須賀線・総武線(とその延長の千葉地区)のみで運用されています。
導入からもう25年近く経ちますが、このまま転属など無く一生を終えるのでしょうか?近年のJR東日本は地方線区でも新車への統一を図る傾向があります。とはいえ、211系が115系を置き換えるという10年遅れた流れも進行中。ちょっと予測がつきません。
JAMの動画を公開しました!私の作品がほとんどですが、ご覧ください! #レ... https://t.co/Yp2P8GYFi4
— 超豆茸 (@kosenLEGOmaker) 2017年9月6日
湘南ブロックパークの動画を公開しました! https://t.co/UOtS5gZk2H
— 超豆茸 (@kosenLEGOmaker) 2017年9月20日
最後に動画。フル編成は動画映え、するものです。