20161107「mieshin様の自由形タンク車。強烈なる、異径胴の魅力!」
その方の、同じく自由形での新作。今度は機関車……恐らくは電気式のディーゼル機関車です。

先方のツイートより
『MLT-HD005 ムーンリバー
2つの電動規格を渡り歩き、 可愛く力強い 意味を込めて命名。
8x34ポッチ 9V←→PF換装可能
黄緑は月光、紫は月影 灰色は月面、正面は地球と月を イメージしました!』
素敵な設定です。こうしたコンセプト、自由形デザインでは大事ですよね。物語……ともうしますか。
MLT,HDという用語は、電気式ディーゼル機関車というよりはディーゼル電気ハイブリッド車を想起させたりします。
いや、先にこの動画も付しましょう
ラジエータファンが独立回転!
— mieshin (レゴドール) (@mieshin_brick) 2017年9月9日
この装置が機関車をつくる
キッカケになりました(笑 pic.twitter.com/eaxzdvvwNe
大仰にラジエータファンが回転です。音がいい!
ディーゼル機関車にもラジエータファンはありますけど、この回転数はガスタービンを想起させます。未だ実用化されていない、次世代ガスタービン・電気ハイブリッド機関車? とさえ思わせるのですね。
ガスタービンは高速での定速回転時にベストなパフォーマンスですから、電気ハイブリットとは相性が良いはずなのですよ。

正面より。
8幅ではあるのですが、車体台枠部のみ8幅で、その他は6幅という規格です。
故に、6幅的なスマートさと、8幅的重厚さの良いとこ取り?になっていますね。頑強なフレームは機関車では重要ですし。
前頭部のカーブ部品(=自動車のフロント)が良い雰囲気出してましょう。その左右の丸型ヘッドライトや、真下の手すりも機関車らしい安心感に繋がっています。
SF的なキャノピーですが、1960年代のチェコスロバキアの電気機関車群(S699.001等 大好き♪)
は強烈なSF的フォルムでした。あり得る範疇でありましょう。

サイドビュウ。
キャブ、エンジンフードの定番配置。床下には燃料タンク。
斜めに紫とライムの塗分線が走っています。他はモノトーン。趣味の良い配色ですね。 車体中央のステップも精細感与えてます。
台枠部分の8幅化で立体的印象も強化されていましょう。
なお、記し遅れましたが動力系はPFと9Vの両用となっています。

バックビュウ。アメリカン・ロード・スイッチャーの文脈だと後ろですが、日本のDE10やHD300の感覚だと此方が前か?
こっちを前に列車曳かせても絵になりそうです。
滑らかな曲線と、突出形のライトケースがかっこいい。
アメリカ形っぽい雰囲気もありますが、案外日本形世界観でも違和感はないかもしれませんね。JRF機に混じってコキやタキ曳いてても絵になりそう。
はたまた。
名前の由来どおり、宇宙開発関連でも働かせても様になりそう。ロケットや宇宙船などの部品を輸送させても、はたまたロシア式に射場での移動用に打ち上げ前のロケットをひっぱったり……。
活躍、期待しております。