
先日のJAMにも登場した、アイン様の113系新作。先に落成・改良済の湘南色に次ぐ、スカ色バージョンの登場です。
先方の記事:
「レゴ スカ色の113系完成です!」
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40428727.html
「レゴ スカ色113系と……」
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40442761.html

スカ色の解釈も個人差があります。通常青を使うか、濃青使うか。
アイン様の作品は前者ですが、この明るさもイメージとして有りですね。レゴの濃青は国鉄型に使うにはいささか濃すぎる印象も否めません。
6両編成ながら、グリーン車2両入り。パンタ付きのモハ112を2両にして、敢えてモハ113を割愛することでバランス取れた編成に見せています。

モハ112。編成中2両。バランスの取れた造形です。
戸袋窓省略の割付は湘南色バージョンと共通。
湘南色とスカ色で異なる塗り分け線ですが、窓上のみ差別化しています。窓下も塗り分け線を高い位置にすると重苦しい印象になるからかも?

グリーン車。窓配置から専務車掌室のないサロ111形でしょうか?
サロ111形は比較的早い時期に淘汰されてしまいました。車内は実用本位の回転クロスだった由。
サロ110でも定着していますが、旧トレイン窓(1975-79年頃)はほんとにいい味を出す部品なんですよね。2x2のブロックにプリントという部品ですが、使い勝手は優れて居りました。

そして、グリーン車サロ110 1300番代。
特急型のグリーン車を近郊用に改造編入した車です。車内はフルピッチのリクライニングシートでデラックスなものでしたが、普通列車用としては通勤時の座席数が減る問題が致命的でした。
定員の多いダブルデッカーが導入されだすと、キワモノとして真っ先に編成から外されていった印象があります。

グリーン車同士の比較。
右のサロ110 1300番代、車高が1プレート下げてあります。こういうこだわりが嬉しい! 特急型改造車は低い車高で凸凹編成となっていました。
冷房装置も、元来の近郊型が後付のAU13であるのに対し、特急型改造車の中にはキノコ型のAU12装着車もおりましたね。

サロ110-1300番代の車内。リクライニングシート実装です。

さて。アイン様の「街」をバックに撮影です。
先ずは基本の6連から。
明るい青のスカ色は、都会的情景によく似合います。

湘南色との先頭車同士連結。
塗り分け線の差異がわかりますね。余談ですが極初期のスカ色113系は塗り分け線が湘南色と同じ位置でクリーム色の面積が大きなものでした。

湘南色の編成に横須賀線から転属してきたサロ111を組み込んだ編成。
このパターンが実存したかどうかは定かではありませんが、1980-81年ころに、スカ色編成に湘南色のサロ113形が組み込まれてた実例があります。
サロ110とサロ111が続く編成美?もいい感じ(自分もそろそろサロ153-900復活させよう……)

並びパターン。E231系東海道線と。横須賀線総武線のほうが車両の置き換え早かったので、このパターンが実現したかどうか定かではありませんが……。

一時期湘南新宿ライン用に215系が使われてた時代がありましたね。

185系と。横浜駅や大船駅ではいつも顔合わせてた仲間です。
スカ色の113系は横須賀線・総武線快速以外にも、総武地区のローカル輸送や成田線でも4連口が多用されておりました。更に大昔は、伊東線用をスカ色に塗ってた時代もあります(1962-1970年代)。また1984年ころ、静岡に113系6両がスカ色で転属してきた事例もあったりしました。
どうやら、かなりアグレッシヴに混色とか楽しんで問題もなさそうですね。
また、総武方面だと荷物電車の併結もかなり後日まで続きました。
最盛期にはクモハユ74なんてゲテモノ電車迄使わてれた由。スカ色113系のお楽しみとして荷電も期待したいところです。