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2017年09月03日

【作品紹介】クロック様のJR東日本651系。幸薄の「タキシードボディ」

 651系。
 ここまで幸の薄い人生歩むと予想されたでしょうか。

 JR新生から間もない1988年のデビウ時、その斬新なスタイルに皆が驚いたもの。1988年といえば未だ「国鉄型」の小改良程度の新車が多数を占めてた時代。そこにゼロから設計された651系が常磐線の「スーパーひたち」に登場。モノトーンの優美な曲線を湛えるボディはタキシードスタイルとか言われておりました。そして斬新なインテリア。当時は画期的だったLED式の前部表示(後部時には尾灯も表示)。
 まさに新時代を象徴する車両でした。JR東日本のイメージリーダーでさえあったのです。

 但し、485系をすべて置き換える前に後継車がE653系に(1997年)。いろいろ現実的に妥協された後輩とともに活躍を続けていました。しかし。

 2012年には常磐線特急を全てE657系に置き換ることになり、E653系は他線区への転用(485系置換)になりましたが、E651系は運用から外れ浮いた存在に。
 以後は予備車的存在になっています。

 その後も思い出したように「ひたち」に使われることもあり。4両編成による常磐線普通列車運行もあり(これは近年では珍しい)。また、直流専用化されて185系200代の置換になったものもあります。
 
 特急車としての全盛期が約20年。近年の「頑丈で長持ち」する電車としては短い方に入るでしょう。先代の485系が兎に角長期に渡って活躍しただけに、651系は不遇に見えてくるのです。もっと上手い使い方はある筈の車両なのですが。

 ただ、二線級に落ちると走行距離は伸びないので(苦笑)。案外長生きはする可能性はありましょうか?
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 人気・有名車種の割に、レゴでの作品はこれが初めてかもしれません。
 北陸・北越筋の681/683人気とは対照的ではありますね。

 やはり、あのフォルムは高難度と思われていたのでしょうか。



 それだけに地元……というわけでもないクロック様があっさり?表現されてしまったのは驚きました。それもスタンダードなスケールです。6幅で全長は先頭車30ポッチ。中間車は29ポッチと。写真見るとラージスケールのモデルに見えてしまいますが、6幅に収めておられるんですね。

 前頭部はボンネット部を左右と上部に分けて構成。隙間なく組み合わせています。中空のはずなのに、ソリッドな印象がするのは実物同様。

 左右側板部は巧く斜めに取り付け、そして裾の絞込に流れていく。
 特徴のLED表示機や、一体化したヘッドライト周りもクリーンな表現です。

 スカート周りも組み方がちょっと想像できない。1x1爪付プレートを効果的に使っているのはわかります。微妙な丸み、デザイン上のメリハリ。


 側面は横組窓。もはやこれしかありえない側面でしょう。
 そして車体断面形状は裾を45度に絞り込む。やや誇張の表現ですが、この電車の曲線美の表現にはこの大胆さが必要でありましょう。

 それこそ、バブル期のイタリアンスーツのような大胆さが。

 独自のデザインの縦長窓の側扉(これも画期的だった!)も横組です。
 サイドのミニスカートも印象的ですね。ちらりと見える床下機器。

 台車がボルスタレス系の軽快なものであるのも、この世代以後の電車らしさ。


 この角度からだと特に、車体裾絞込の効果がハッキリとしましょう。
 1988年という遠い過去の電車のはずなのに、未来の電車にさえ見えてくる。不思議です。色褪せないデザインでありました。


 中間車。パーツの不足から未だ完璧な姿ではありませんが、それでもこの系列ならではの美しさを伝える、優美な中間車。
 
 パンタ周りだけは、直流電車ベースの交直両用電車……という国鉄電車発達史の呪縛を致し方ない部分ではあります。VVVFの交流ベースの電車……というのはもう一つ先の技術なのですよね。無論、模型的にはここだけちょっとレトロなのは魅力でありますが。


 このアングル、651系が美しく見えるんですよね。実物でも、この作品でも。


 同じく。
 実物こそ不遇ではありますが、この作品は大活躍を願いたいものです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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