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2017年08月12日

【鉄道作品日本型】黒部峡谷鉄道EB1形とハ形客車とワ形貨車。割り切ったナロー。

 黒部峡谷鉄道……と言うよりは関西電力黒部鉄道の機関車といったほうがしっくり来るかもしれません。

 EB1形は開業(関西電力専用線としての)に合わせて用意された小型の電気機関車。1923-1925年製。1・2は米ジェフリー社製。3・5・7号機は国産機。形状は3号機だけは凸型で他はL型機でした。
 L形といっても後天的にボンネット上に機器を増設しまくる。1960年代以降の姿はなかなかユニークな、而して力強いものになっていたのでした。

 本線での仕業は早期に大型機(ED8〜)に譲り、入換機として用いられてましたが1984年までには引退しています。現在ED5が宇奈月駅前に保存されています。ただ、原型に復元されているため「物足りない」印象は否めませんが。

 web上では画像の探しにくい機関車です。
 画像は「世界の鉄道69(朝日新聞社)」からの引用となります。

 EB5。EB1-2、EB7も同じ姿でした。


 1969年地点ではようやく箱型機の導入が始まったところです。凸型機が主力でした。
 
 他、こちら里山工房さんに良い写真があります。1973年の撮影です。
http://satoyama.in/auto/sharyo/auto431.html

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 黒部峡谷鉄道は762mm軌間。車両は同じ762mm軌間でも特に小さなものです。
 レゴ的に考えると4幅が適切寸法。しかし4幅では動力が仕込めません。というかナローゲージの動力システムは未だ強度を満足させて決定版が出てこないのが現状です。

 そうなると、6幅で通常レール使い、通常のトレインモーターをつかうという方向性となります。通常トレインを1/80で造るなら、黒部峡谷鉄道は1/52くらいで造るような感じでしょうか。
 幸いにも、黒部峡谷鉄道は下界からかなり外れた山奥が起点です。
(ギリギリ富山地方鉄道本線と並ぶか並ばないかというシーンはありますが)

 この規格での作品はトミー様の箱型電気機関車(EDR形の平均値的造形)と、嵯峨様の同じく箱型電機(EDR形の前面突出のない形状)があります。また、客車や貨車は嵯峨様作品があります。もう定着しかかってますね。

 無論、拙作もそれに合わせた寸法・仕様となりました。


 EB形の牽く列車。偶にはこんな工事用列車を曳いてたんじゃないかと。


 二軸の客貨車ばかりを連ねたミニ編成は、今も箱型電機(単機)牽引で運行されてたりします。無論、客扱いではなく業務用列車ですが。
 この沿線はまともな道路が皆無(徒歩道さえ無い)。全ての物品を鉄道輸送しなければなりません。身近なところでは売店の商品なども、また黒薙あたりの温泉宿に泊まると宿の物品全てが鉄道で運ばれているのですよ!

 無論、重機や建機だって鉄道で運ばれます。大きなものは分解して。


 EB形は無論9V前提です。何時か凸型電機(ED8等)も9Vで造ってみたいものですが。


 逆行。前方視界的には此方が正かもしれませんが。写真を見る限り、ボンネット側を欅平に向けていたようです。ターンテーブルは沿線には無いはず。


 ただ編成に決まりごとはあるようで、必ず緩急車(ハ形客車)は最後尾に付くようです。

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 EB形電機。1970年代の姿をモチーフに。
 カラーリングの資料はないので、他の凸型・箱型の機関車同様に足回りはダークブルーと想定しました。

 9Vモータに肉付けするような作り方です。足回りは6幅ちょっと超え。そこに原則4幅(!)な車体を合わせています。ボンネット部分は6幅。
 お陰で、小ささを強調し、且つメリハリを出すことが出来ました。


 キャブも4幅です。ギリギリミニフィグが納まるようにはなってます。
 サイドのポッチだしは意図的なアレンジ。


 不思議で素敵なサイドビュウ。
 通常のトレインに合わせても、1067mm軌間用・15噸クラスの謎入換機として遊べますかも?


 ボンネットの増築部分の奥に辛うじて小さな窓が見える。前方視界はよくなさそうです(笑)。ヘッドライトも他につけるところがないのか極論的な位置に。

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 ワ形貨車。いわゆる有蓋車ですが。走る危険品倉庫とでも言うべき車で、とにかく小さいのです。小柄なはずのここの機関車や客車との対比でも、おもちゃのような小柄さですから。


 客車と比べてもこの通り。屋根はもっとツルンとした形状ですので、カーブスロープに差し替え狙いたいところです。

 足回りはそのままだと車輪の露出が気になりますので、下部ドアレールをつけて視覚的にごまかしています。

 リベット目立つドアはダミー。取り外しは出来るので開状態にはできますが。

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 2軸客車。ハ形。
 左が多数派の開放タイプで、右が少数の密閉タイプ(確か4両のみ)。

 ボハ2000系の現行客車(ボギー・かつ固定編成)が導入される前のもので、今は旅客営業からは退いています。但し業務用輸送の多いこの線ゆえ、まとまった両数が現役ですが(但し関西電力専用列車でも固定編成のリラックス車が使われています。以前黒薙温泉から下に降りる朝一番の列車で、関西電力専用列車に乗れるとのことでハ形を期待してたら、関西電力用リラックス車ががっかりしたことあり(苦笑))。

 密閉タイプは先ず旅客運用に使われることはないのでしょう? 車内はここの鉄道では稀有なロングシートです。
 開放タイプは通常のオープンベンチです。


 レゴでの制作では、床面高を低く見せるのに苦心してます。

 ナローゲージの車両というのは得てして車輪径は小さく、床面は低くなります。これを通常車輪でそのまま再現しようとするとどうしても腰高になり印象が変わってしまう由。それはそれで一つの割り切りとしてありなのですが、今回は思い切って床面下げしています。その関連で側面はタイル張りに。

 無論、小径車輪(鳴いたら走行抵抗大きくなったらリコーダー用のグリスで調整! k.matsubara様情報)を用いる手もありましょう。


 車内のベンチも置いてます。
 妻面の庇はやたら大仰なものがついてますが、シンプルに割り切りました。

 それにしても、茶色とオレンジの関西電力カラーって独特の良さがありますよね。


 サイドビュウ。全長は12ポッチでミニマムサイズ。密閉タイプの側窓はいくつか表現迷ったのですが、結局2x3の窓の順組に落ち着きました。

 通常トレインとはスケールが違いますので、パーツ使いに関しては別の文脈が必要になってきます。2x3の窓は通常だと、大きすぎて使いにくい部品ですから。


 妻面のディテールは手ブレーキハンドル程度。
 この意味で、今の固定編成客車は各種引き通しが多くて賑やかな妻面です。ハ形だとこの辺はあっさりしたもの。ブレーキが通ればそれで良い?

 今回は2軸のハ型にしましたので床面下げも苦労せずに出来ましたが、今後ボギー車も考えるとちょっと厄介なことになりそうです……(苦笑)
 
 最後に。
 ナローゲージをこのスケールで造ると本当に楽です。
 ただ、堕落と言うか妥協という一面も否めないところで。狭軌感皆無なのも痛い(但し黒部峡谷鉄道の車両サイズだと、車体幅も狭いので相対的に軌間は広く見えるのですが)。今後も模索は続きそうというか、適材適所でスケールを変えるべきなんですよね!
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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