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2017年08月11日

【作品紹介】ナローの泉様の「B6」。引き締まった、エレガントな明治の機関車

 B6。2100形など複数の形式の総称です。1890年(明治23年)より、主にイギリスから輸入されました。総数は533両に及びます。

 自重45噸。後世の感覚では小型機ですが、当時としては十分な強力機でした。
 貨物用や、勾配区間の旅客用など幅広く使われました。

 また、一線を退いたあともサイズの手頃さから私鉄・専用線に払い下げられたものもあり、最終的に1973年まで活躍続けています。

 特記しておきたいのは、日露戦争では兵站用に使われ、大陸に送られたものも多々あったこと。但し、二次大戦のときとは違い、殆どの機関車が内地に還っていますが。
 
 動態保存機では大井川鉄道の2109号が有名です。1992年に日本工業大学に再譲渡されており、今も煙を上げているはず。

 スタイルは、後世のより大きな機関車を見慣れていると「可愛らしく」思えるものです。また、英国仕込みの外形もエレガントな印象。


 ナローの泉様の作品。8幅です。動輪(実物は約Φ1200mm)を基準にスケールを決められているようで、なかなか好ましいバランスでしょう。

 缶胴はポチスロに依る丸仕上げが綺麗。
 4.25幅?くらいに見えるのですが、これが8幅車体とうまく調和してます。

 空制仕様で、後年増設のエアタンクなども良い雰囲気です。
(個人的には古典機は空制仕様の方が好きだったりします)

 端梁の赤も実にエレガント。


 バックビュウ。この時代の機関車のキャブって優雅ですよね。
 炭庫は増炭枠がなかなかの細密感。グリルタイルをクリップタイルで挟む表現は広範に使えそうです。

 さて。ここで突っ込むのも無粋ではありますが。
 このモデル、カーブ通過は大丈夫でしょうか? 第二動輪がフランジレスになっていれば問題もなさそうなのですが、このままだと直線専用? ちょっと気がかりです。


 逆に申せば、第二動輪と、もし従輪の調整がつかなければ従輪(BBBミドル)もフランジレス化すれば走行性に問題はなさそうです。
 ロッドは低い位置のシリンダ(スライドバー)が確実な動作をしてくれそうです。

 タンク機関車ですから当然エンジンドライブ。
 

 電池の搭載方法。
 缶胴を少しでも細くするため、電池boxのケース部を省略して、かつ上下を逆に搭載してる由。この苦心で優雅なフォルムが実現しています。


 モーターの搭載。Mサイズモータをかなり後ろ寄りに装荷しています。第二動輪伝達して、あとはロッドで全軸駆動に。


 完成状態の内部。なかなかの細密感です。
 
 タンク機の自走は難しいものですが、成功させると嬉しさもひとしお。
 
<追記 カーブの通過方法についてです>


 第三動輪の横動によるものでした。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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