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2017年08月11日

【作品紹介】エース君のD51。標準に重装備機に「なめくじ」。三変化を愉しむ。

 D51は言うまでもなく、日本で一番有名な蒸気機関車。
 1935年から戦後1950年まで製造。無論1975年の蒸機終焉まで活躍しました。元来は貨物用ですが、勾配線区では旅客列車にも多用されています。


 動態保存機はJR東日本の489号機が知られるところですが(本線復帰が1988年ですからもう30年前)、今年からJR西日本でも山口線に200号機が復帰します。

 作品ではレゴトレイン趣味の黎明期(2000年ころ)からいくつも作品がありますが、近年ではbikkubo氏の7幅作品(2016年)が皆をあっといわせました。




 エース君の新作。
 基本的造形はbikkubo氏作品を参考にされているそうです。
 但しテンダドライブにアレンジの上、各部も仕様変更。良い意味で、エース君のオリジナル作品になっていると見て良いでしょうね。

 大柄な給水温め器が如何にもなD51らしさを演出します。
 白ラインも動態保存機には欠かせないものでしょう。

 端梁形状の難しいところもあっさりクリア。蒸機はビルダーを強くしますね。

 缶胴はD51らしい太さです。7幅ベースににあっておりましょう。

 スチームドームはやや小さい印象で、これはD51としては弱いところかもしれません。


 正面より。先端部の連結器はダミーでも良いかもしれません(逆行楽しいのですが、その際だけ連結器をつけるとか)。

 7幅だと狭軌感も出てきます。
 缶胴と煙室扉のバランスはややギリギリですが、給水温め器の印象でアンバランスには見えません。重量感で全体をカバーできてます。


 サイドビュウ。従台車周りの「物足りない」印象ですが、これはあとの写真では改善されてきますのでご安心を。

 蒸機は従台車周りとキャブ下のディテール追加でかなり化けさせることはできるますよね。昔のNゲージの蒸機でも、キャブ下のディテール追加で重量感を出すのは定番の改造でした。
(最近のNゲージはそのへんも製品のままでしっかりしちゃって、ユーザが手を入れる余地はありませんけども)

 余談ですが、ボックス動輪ではなくてスポーク動輪のD51もレゴ的には已むを得ないもの。気にするよりは作品を形にされる方が「正義」でありましょう。


 827号機仕様に。
 中央西線仕様のカマで、集煙装置が印象的です。D51の中では重装備に入る方でしょうか(もっと凄いのもありましたが)。実物は最近、圧搾空気での動態化と「貸出用」の営業?で話題になりましたね。

 青いナンバーも似合ってます。


 集煙装置周り。C57 1に着いてた頃は目障りとか言われてましたけど、D51など貨物用機には似合う装備でした。逆テーパの形状が良い感じです。

 レゴだとこうした特殊装備も、好みに合わせて差し替えできるのはメリットです。


 さらに重厚さをます前面。


 D51といえば初期車の「なめくじ」形状も忘れてはなりますまい。梅小路の1号機がこの形状です。

 煙突からドームまでが一体になった、スマートで、かつ力強い姿。
 エース君作品もその魅力を伝えきっています。なめくじこんなにカッコよかったんだ……。

 なお、メインロッドは黒塗装されています。黒が入手できないならこの処置は正しいでしょう。


 肝心の煙突から、ドーム部分。カーブスロープで綺麗に繋がる。


 バックビュウ。なお、キャブ下のディテール追加も注目です。


 さて。
 D51は「なめくじ」で決め打ちで良いんじゃないかと思うほど素敵な姿なのですが(827号機の集煙装置も捨てがたいですが)、一つだけエラーが。「なめくじ」は給水温め器が煙突とドームの間のカバーの中に入っており、標準型のように煙突前には載せていないのです。
 「なめくじ」にするときは給水温め器を外して、煙室扉を若干上方に移動させると良い感じになるかもしれません。


 ともあれ。短期間で三変化のD51。
 パーツの差し替え修正で容易に姿を変えうるという、レゴのメリットを活かしたモデリングは実に楽しげなもの。
 D51に関してはさらなる重装備機も居ましたし、変形デフレクタのバリエーションもありました(最たるものは488号機)。
 「D51なんて平凡……」なんて捻くれたことは考えず、1両ベーシックな型を用意しておくと、長く遊べる、楽しめる題材なのかもしれませんね。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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