そんなわけで、悪いセットでは無いのですが、供給形態と(日本国内)価格に関しては「巫山戯るな!」でしたねぇ。
愚痴っぽい話は兎も角。

隼様による、色変えモデル。
色を真っ黒に。
無理があるかと思いきや、真っ黒に赤い車輪。そして北米様式のシングルドライバーという華やかな造形が不思議とマッチング。しかして真鍮磨き出し部分は金色のまま。
抑えめの華やかさ。
強引に見たれば日本型にも見える? 日本形が無理でも、アメリカ系の機関車の輸出先の姿には見えてきます。
ほぼ無アレンジの色替えモデルですが、カウキャッチャーをバッファ付連結器に変えているのも印象を欧風にやや寄せています。
明治期の日本もそうですけど、鉄道システムが欧州様式と北米様式の合わせになるのはアジアなどではよくあることでした。
理屈はともかく、美しく、上品。

サイドビュウ。シングルドライバーという特異な車軸配置ですが、ロッド取り付け加工でその特殊感は抑えられておりましょう。

客車は「ヘンリエッタ」(汽車のえほん でのトービーの相方)をモデルに造ったもの。これまた欧米混じった流儀の古典客車であり、機関車によく似合います。

カウキャッチャーではなく連結器にしてありますから、逆行運行も可能。
この種の小型機は小運転用でもありますから、逆行もまた様になるのです。

混合列車牽いて。
あぁ、こんな雰囲気の製品が欲しくなるってものです。
無論、くだらない限定とか無しで、ですよ。通常枠の製品です。

貨車だけ牽くのも無論、絵になります。
シングルドライバーはスピードは出ますが牽引力には乏しい。この程度の長さで丁度良い塩梅でしょうか。