223系電車は言うまでもなく京阪神新快速の主力。敦賀・米原から姫路までの広大な距離を15分ヘッドで駆け回る。今はほとんどが12連運行。関西の底力。
近年、225系も増えては来ましたが、223系の天下は未だ続きそうです。

先ずは長大編成のボリュームを!
12連ではなく、流石に10連とのことですが、これでも長い!凄い!のです。
また、ライト点灯も。

俯瞰する。

見ての通り、ディテールは抑え気味です(ドア周りや床下機器など)
全体には量産性への配慮が見受けられます。
質より量……? しかし、この方向性も有りと思うのです。ある程度のクオリティを満たされていれば、質より量は正義ですし、この作品はその一線は越えておられますから。

10両編成は6+4。其々での運行も可能な模様。同形式が並んでる姿って良いものですよね。

前頭部。
左右で仕様違い。左は貫通扉(非常口)を意識した分割窓。
右は3x6平面キャノピによる、丸みを意識した仕上げ。
ここは迷いどころですね。甲乙つけがたい。前面傾斜はどちらも良い感じです。
また、前頭部下半部の逆テーパもメリハリ効いてます。アンチクライマ状の張り出しもスタイルを整えていましょう。
スカートはなかなか精細です。良い角度付けですね。
さて。前面窓、もう1プレート下げると印象が大きく変わってきそうです。窓下の灰色か、或いは白い帯をなくしてみたら如何でしょうか。車体高より1プレート飛び出ているのが全体の印象で凄く損しているように見えるのです。

先頭車同士の連結。萌えるシーンです。この構造の連結器で走行大丈夫か気になりますが、ボールジョイントプレートの上がターンテーブルなら大丈夫そうですね。
前頭部のみ質感変える色処理も成功しています。

一安心。やはりターンテーブル入ってます。外見と機能を両立させてかつローコストな連結器です。

中間車同士の連結。
外幌の表現が印象的。今時の電車には必要な装備ですね。ここが精密に見えることで全体の印象を引き上げていましょうか。
先に指摘させていただいた前面フェイスダウン。
また、床下機器の装備(簡単なもので良いので)行うと、印象もまた変わってくることでしょう。でも、先ずは10両分の作業お疲れ様でした……!