本年も橋作品。然し、大きく趣を変えて。

立命館大学鉄道研究会の勧誘イベントで披露されたものです。
古典的形状のゲルバートラス橋。
海や湾口を跨ぐ、大規模橋梁で取られる形状です。その力学的形状はどこか吊り橋にも似通っていましょう。
斜張橋の線の細さとは対照的な、マッチョイズム。それが美しい。力強い。

列車を通すと、規模の大きさに気が付かされます。
主塔は高く。
全長も24ポッチクラスの車両なら11-12両相当。中央の径間も5-6両相当か?
良い意味での、非常識な規模なのです。
そして、大量のテクニックアームで組まれているということ。
力学的に正しく、そしてリベットのように見えるポッチがまたレゴとしてのアイデンティティを主張しています。
さて。
海をわたるようなゲルバートラスは日本では鉄道橋ではあまり例がありません。しかし。

1920年代の関門橋の案。wikipedia「関門トンネル(山陽本線)」より。
海底トンネル案に対するあてつけ的な、非現実的な案か?
しかし、こんな架橋が海を渡っていたら……と夢と想像を掻き立てられます。
dyson様の作品、それをレゴで叶えてくれているのかもしれません。
今年も各種イベントでの活躍が楽しみです。