https://www.fashion-press.net/news/27676
阪急三番街は、 阪急梅田駅に併設した商業施設。(中略)迫力あるレゴブロック作品を展示する「HANKYU BRICK MUSEUM」が新たなスポットとして誕生する。日本で唯一のレゴ認定のプロビルダーである三井淳平に制作を依頼し、 レゴブロックで「水族館」を再現。さらに「阪急・阪神沿線の街並み」や「阪急梅田駅」などの全5作品の展示を予定している。
(注記:同日にレゴストアも開業です。大阪一気に便利になるなぁ)
その仕事を請けられたことに羨望を禁じ得ない、認定ビルダー三井さんの作品が並びます。
阪急ブリックミュージアムの一部だけ穴から覗いて見れる pic.twitter.com/kLTa6xP6yx
— コランダ (@koranda36) 2017年4月16日
梅田駅は既に覗き見(公式の)できるとのこと。
そして、そこに並ぶ電車の一部がご本人よりツイートされておりました。
6幅のオリジナルトレインは初挑戦でしたが、いい感じに仕上がったと思います😊 外側はスッキリして見えますが、中身がやべぇことになってるので、完コピできる人はいないと思います👍 扉部分は0.2ポッチ凹ませてます。 pic.twitter.com/gvrJkmoxAZ
— Jumpei Mitsui (@JUNLEGO) 2017年4月21日
嬉しいし、悔しい、複雑な気分です。
でも一周りして、素直に嬉しくなってきました。
先に断っておけば、完コピはしません(笑)。でも、表現の良いところは素直に真似したいと思わされます。良い刺激になっていると申しますか。
でも、一番嬉しいのは「阪急電車をレゴで作るなら、濃赤ではなくて新茶(レデッシュブラウン)だ!」ってことでしょうか。これが共感できているのにほっとした感じです。かつてはご地元だったので、そのイメージと把握は間違ってはないはず!です。
(また、関山も嘗ては阪急沿線に住んで居たのです。2800系の3ドア格下げが京都線急行の主力だった頃に)

細かく見てまいりましょう。
9000系の丸みを三面折妻で表現しています。
幌枠と窓枠の銀表現へのこだわりが印象的。標識灯はクリアではなく、枠に注目した銀表現。
側面は窓枠表現を全周に行っています。
拙作(2800系)では、全周ではクドくなると上辺のみの表現に割り切ったところですが。
http://legotrain.seesaa.net/article/394337122.html
無論、連窓の9000や1000(II)なら、窓枠表現もクドくならないので、プロトタイプ次第なのでしょう。
また、側面の車番などの表記類も阪急電車は重要ですよね。
茶色一色の電車なので、凄く映えるのです。

9000系で重要なのは、飾り屋根のついた複雑な屋根形状。
yamatai氏もタイル横立の表現を行っておりましたが(CAD)、
http://legotrain.seesaa.net/article/447893506.html
この作品では半ポッチ分の張り出しを横組みにしています。
この半ポッチ分のはみ出しが実物のイメージに一番近いのかもしれません。
近いアプローチは(違う目的とは言え)西鉄1300系電車で行ったところだったので、やはり嬉しいやら悔しいやら?
http://legotrain.seesaa.net/article/448529647.html

ドアは0.25ポッチ分の凹み。
両開きドアの合せ目も銀を入れています。これも案外目立つポイント。ただ、その表現のためか?ドアの高さが制約を受けておりますが。
ここはどこを優先するかのアンビバレンツなのでありましょう。
何両分の長さがあるのか、車両はこの9000系だけかどうか?
また可動を前提にされているのかどうかは不明です(流石に動的展示は不可能な会場ですが)。
それゆえに、明日のオープンが楽しみです。
直ぐに駆けつけることは流石に叶いませんが、幸いにも5月21日に関西行がありますので、
http://legotrain.seesaa.net/article/449147699.html
是非とも観に行きたいと思うのでした。