(その意味で、小倉モノレールは画期的でした)
新交通システム、所謂AGTはどうでしょうか?
大阪のニュートラムや神戸のポートライナーという成功路線から始まり、以後の失敗事例は案外少ないようです。多くは通勤通学路線として定着しておりますし。
しかし、例外が1線。「桜花台ピーチライナー」(1991-2006)。
VONA(日本車輌)という少数派のシステム。三菱電機系の標準AGT(ポートライナーやゆりかもめ等)よりも一回り小さな車体、簡易な規格です。
桃花台線は。杜撰な計画と思い違い。第三セクターゆえの無責任。様々な要因が積み重なり、早期に廃止されてしまいました。それでも15年持ちこたえましたから、モノレールの失敗例よりはマシと言えるのですが。
いきなりネガティヴな話となってしまいましたが、エース君作品はまともなものです。

この種のシステム作りでは難関?となるレールインフラは、レゴトレイン標準カーブレールを使用。当然ながら、素直な曲線が作れます。以前ひだか様が作って居たAGTでは往年のロードシステム(2003年頃)使っていましたので、より基本的な資材で成立しているといって良いのでしょうか。ただ、このシステムは大量の基本ブロックとタイルを要します。どちらかローコストか? 難しいところです。
なお、VONAは中央レールの誘導によるものですのですから、実物の凸レールに対する凹レールという違いはありますが技術的にリアルなシステムではあるでしょう。
(ひだか様のは側方誘導に近いのでしょうか)
そして車両の造形がなかなか秀逸です。
横組みを駆使した前面は実物のシャープな印象。スラント処理もスムーズに。さらっと技術力を上げてますね。側面のラインもそれっぽい。
そして、全長12−14ポッチの車体(無論6幅)に動力系を仕込む技術力。この種のものは小さく作る方が難しいですからね。

3x4の窓を大量に入手できたのでしょうか?
ホームドアインフラも。
桃花台線では片運転台車両(日本の鉄道車両としては極めてユニーク!)が使われていましたが、この自動車的な後ろ姿も印象的なものです。
走行動画
息子の作品。
— まちゃ(withエース) (@ace_train_love) 2017年3月26日
桃花台新交通「ピーチライナー」。
日高さんのAGT とは別の方法で走行しています。#レゴトレ(?) pic.twitter.com/mUZwyuHSVk
片側面にしかドアがない……のも再現されていますね。
高速寄りなのは、動力にトレインモーター使用か?