しょうたいむ様(オリエントP様 @orientp)のこの作品、以前も過程を記事にしておりますが、無事完成。そして早くも「野外撮影」です。

「LEGOで国鉄583系寝台電車を作りました。7ポッチ幅・50ポッチ長(1輌の長さ約40cm)の8輌編成で総延長3.3m、約14,000ピース、総重量8kg。今週末(3/25〜26)の池袋鉄道模型芸術祭( http://tetsudomokei.jp )に出品します」

恰も、8両編成の本物が走ってくるかの迫力。
あの自由形585系の撮影現場と同じ場所。
ここに原点583系がやってきた。その意義は重い。

そのままポストカードにしたいようなカット。

冬から、春に向かって……。
真横のシルエット。クハネの寝台装置がくっきり浮かび上がる。
精細すぎるほどの床下機器も、シルエットが抜けると更に魅力を増す。


「制御車はクハネ581とクハネ583、動力車はモハネ582&583を2ユニット4輌(うち1ユニット2輌にモーター台車を4基搭載)、付随車としてサロ581(座席車)・サシ581(食堂車)をつないでいます」
走行性能に関しては、幾つかの動画が示すとおり。8両編成にPFトレインモータx4という強力さで重量にも関わらず、軽快に走る。ここは前作585系からの大きな改良点でもありましょう。
食堂車とグリーン車入り。全盛期、1970年代のイメージですね。

「各車両の内装も作りました。3段寝台はさすがにあきらめ2段寝台で。部品の転換・差し替えで座席⇔寝台の両方を再現。もちろんミニフィグを乗せることもできます。サシ581には厨房も。」
7幅が可能にした内装。いや、僅か1幅ひろいだけなのにこの密度と情報量。溜息漏れます。


寝台と座席の変換での差し替えは正しい割り切り。それでも下段だけでは差し替え無しでも変換可能か?

食堂車は以前、記事1本記したとおりです。実用的な中にも華やぎが。旅の楽しさが!
この作品、先方でも書かれておりますが、今度の週末3月25-26日。池袋での「鉄道模型芸術祭」に走行出展されます。また、走行時以外には内装を見せるような展示も考えられるかも。奇しくも実物の引退(よくぞ此処まで長生きしたものです!)と重なり、話題になっている車両でもあります。
人気、出てくれることを願います。

583系はアイン様作品と拙作も合わせて展示です。3編成並び叶いますね。
さて。余談。
作品紹介をする際、引用する画像は当方でトリミングや色調、シャープネスの補正をさせていただくことが殆どです。
(著作物同一性の観点などから賛否は別れると思いますが、半ば止む無く、です)
しかし。
しょうたいむ様の上げられた写真はそうした加工の必要一切なし。
畏れ多くてイジれないとかそういうことではなく、「魅せ方」「写真の作品」「編集物」としても途轍もないクオリティであるためです。
それもまた、魅力なのでした。