というのは、自分も阪急9300系電車を2014年に制作しているから。
http://legotrain.seesaa.net/article/398794769.html
なんというか、今見ると荒がとても気になる。おかげで最近は事実上休車中。
当時なりに努力した作ではあるのですけども。
阪急9000系は2006年より導入された神戸線・宝塚線用の汎用車両。
京都線9300系(2003年)の神宝線バージョンといえば良いでしょう。
日立製作所製の阪急電車としては初仕事となるがため、気合の入ったデザインが印象的なグループでした。大きな前面窓、流動感ある丸み。飾り屋根。
その後の1000系(2014年)は四角っぽく、窓も小さめ。やや現実的な方向にシフトしています。阪急の伝統という意味では1000系の方向のほうが正統ではあるのでしょうが。
個人的な好みとしては9000/9300系のほうが好きです。

yamatai様の作品です。
CADですが、特に制作上問題になるところは見当たりません。前面の角度つけは高価・希少な新茶のヒンジを避けて、スカート部でヒンジ入れてるところは芸コマ!
前面は拙作の2x3窓に対して、4幅分での横組みです。どちらがよいのやら(笑)。角度はもう少し急な方がイメージに近い? ヒンジ故に調整は平易に出来ますね。
スカートはややゴツい印象ですかも。
注目すべきは飾り屋根の処理。
拙作では省略してしまった、下屋根と飾り屋根の間に、普通の屋根が見えている部分が再現され、作品に精密感を与えています。
前頭部とのつながりもカーブスロープで綺麗に。

側面。全長30ポッチ。拘ったと聞きますのは、側窓と側ドア窓の高さが微妙に揃わないところ……だそうです。ドア窓部は3ポッチ分(7.5プレート分)高さ。通常の窓は7ポッチ分ですから。
ドア幅そのものは近年多い、2ポチ幅ですね。3-4ドアの電車の場合はこれが正解なのかもしれません。
側窓は横組に対して、上下1プレート分づつの追加で成立。横組みを入れることで窓ピラーの表現も合わせて。
応用で9300系の方も考えてしまいました。4幅分を横組みして、うち3幅分を側窓に充てると9300系の大きな窓っぽく見える……?

いろいろ、考え直しを迫られるのです。
自分も9000/9300系、大きくリメイクする必要ありそうですね