
1月の福井オフで皆をあっと驚かせた、sato様の8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス。電源車-サロンカー-A寝台-A寝台の4両ですごいボリュームでしたが、待望の食堂車も落成です。
スシ25形はトワイライトエクスプレスの運行に合わせ、余剰休車中であったサシ481・サシ489形を大規模改造したもの。一度、函館行「日本海」用に整備したあと、トワイライトエクスプレスの企画に合わせて更に豪華改造しています。
電車→客車の改造というのは「北斗星」のスシ25形にも共通しますし、「なは」のオハ25形もありました。国鉄末期からJR初期という「楽しかった時代」がゆえの、戦災復旧車以来の特異な車種転換でもあります。強引に申せば「鋼製雑形客車」の末裔だったのかもしれません。
もとが電車のため、車高の低さが目立つ存在でした。

もちろん、8幅でフルスケールです。
特徴的なフォルム。食堂車らしい窓配置。フルスケールゆえ省略もありません。
屋根上の冷房装置は旧式ながら美しかったAU12。ベンチレータ類も効果的です。
そして、水タンクの目立つ床下機器。
台車が電車タイプらしくないのはちょっと残念ですが。

通路側。通路部窓はクリアのほうが良かったかも知れません。
横組みは全体として避けているのは、一つの見識でしょう。

そして、sato様作品では初めてですがインテリアの再現もあり。
8幅ゆえ、食堂座席は左右1列づつ。
厨房は通路1幅取り、厨房内4幅です。これなら作り込める♪

厨房。左からストッカ、調理台。流し。実物の配置に近いのです。
灰色メインなのも、近代形食堂車のステンレスな内装らしいのです。

食堂部。フルコースのディナーを供したあの空間。
暖色系の配色に豪華さが十分感じられます。
ちらちちらり見えるコードは?


厨房別角度より。作り込みがわかります。


食堂部別角度より。一部ミニフィグが座れない席があるため、暫定的に横に座れせてるのも楽しげで良いですね。


社外品ライトアップパーツにより、テーブルランプが点灯します。
「Liteupbrick」は国内にも扱業者があることから、普及が一気に進んでる感。
走行すると、効果は絶大でありましょう。

トワイライトエクスプレスの5両編成+機関車は3月25-26日、池袋の鉄道模型芸術祭でのお披露目を予定しています。あと1ヶ月、楽しみなのです。
(8幅の機関車などお持ちの方! 合わせるチャンスですよ)