http://legotrain.seesaa.net/article/446745155.html
物凄いボリュームですし、リアル制作上の問題も少ないお題です。国鉄旧型客車は潰しも効きます。
それゆえ、LDDですが紹介続けさせていただく次第です。
まずは前回の修正分から。

スハ43・スハフ43・オハ46など。
屋根を2x3丸ブロック(色によって入手が困難)から、全色が入手しやすい45度スロープに変更された様です。
45度スロープはやや歴史的な車両の表現には向いてる印象ですし、新灰新濃灰の他、まだ旧灰や旧濃灰を使うのも現実的ではありますから、微妙な個性を演出することもできるのですね。

こちらは更に、窓幅と車体裾の修正を行ったもの。基幹型式のスハ43。
車体裾を黒から、青に揃える。トレインプレートの影響で10年以上前のトレインビルドでは車体裾だけ黒や灰色使うこともありましたが、近年の傾向は車体裾は車体色と揃える流れですね。
(無論、車体裾を別色にするメリットの有る題材もあります)
窓幅というか、窓柱の太さを2プレートから3プレートに変更。
1450mmのシートピッチのあった急行用スハ43らしいゆとりが生まれました。パーツ数を減らし、コストを下げられるメリットもあります。
ドアの高さ修正も見逃せません。

スニ40及びスニ41。
雨樋(縦樋)の表現が秀逸でしたが、長さ6Lのバーに青がない(あっても激レア部品)という問題を解消するため、樋を黒にしたもの。
幸いにも違和感、ありません。樋があることでの細密感が勝ってる感じです。

新作形式。スハネ16とオハネフ12形。
10系軽量客車のB寝台車。1954-1962年ころ製造・改造されたもので日本中で特急から普通列車にまで活躍。しかし軽量車体が祟って寿命は短く。1983年には急行から撤退。1985年には引退してしまったもの(その後の14系や24系はえらく頑丈で長持ちしたってことになります)。
この系列、20系にもつながる、スムーズな車体の持ち主でした。
瑞西の軽量客車のデザインも参考してるため、欧州的とも言われたもの。
多くの場合はそれまでの非軽量の客車やら、その後の12系などと混成されたため、編成のごちゃ混ぜ感も。1982年までの国鉄夜行急行はカオス感に満ちたものでした。


ただ、レゴで作るのは窓まわりの作りから、難度高いと言われてきた形式です。
AP氏は、トレイン窓3x4の中に強引に?ブロックを埋め込む方法で再現しましたが、トレイン窓を使ってしまうのも勿体無い話ではあります。
yamatai様は順組と横組の組み合わせで、大きめの窓を表現。
窓ピッチを揃えるのにはやや苦戦されていますが、違和感を最小になるよう苦心されています。窓ピッチを4ポッチ分にすると順組横組できれいに整合性が取れるのですが、ややピッチが広すぎてイメージ変わってしまうかもしれません。

但し、真横ではなく角度つけてみると違和感は少ない。
できれば、現物でのテストが望ましいでしょうね。
屋根はスハ43などでは破棄された、2x3丸ブロックの仕様。この部品 幸いにも新灰は供給が良いので(この記事書いてる地点で)、10系寝台車には「使えます」。また座席車と寝台車、従来車と軽量客車の差別化にもなっていましょう。
車体裾は修正前か、未だ黒裾です。
なお、床下機器はややボリューム過大ですかも? レールに底面を擦るリスクがあり?


新作形式。スロ62形。グリーン車。
元は大正時代の木造客車。それを1950年代に鋼体化3等車オハ61系に大更新。但し、車内設備は木造車時代のままなので木製の狭い座席などやや劣る車でしたが。
その一部を1960年代、特別2等車に二段階飛ばしの格上げ。それも特別2等車中で最大のシートピッチ1300mmを誇る車になりました。
1970年までに屋根を低くして、床下に発電機吊り下げ冷房乗せる。
急行用グリーン車としては1982年に退役したものの、それ以前1974-1980年ころにお座敷客車スロ81・スロフ81に改造されたものは1989年まで生き延びたものも。
まさに、波乱万丈の客車たちです。
窓割りはオハ61を元に、グリーン車らしく修正しまくったもの。
モデルでも、巧く再現されています。
等級帯は1978年までの規定のもので、1980年ころ迄には消されてしまいました。しかし、模型としては再現したいものですね。帯なしのスロ54・スロ62・スロ81は物足りないものでありましたから。

屋根は冷房搭載のため低屋根化。
ポチスロ屋根が似合っておりましょう。ただ、雨樋表現(色差表現)はほしいところです。一方、ツルツル屋根よりもポッチ出しの方がそれらしいか?
小ぶりなAU12形クーラーは最近流通しだした、2方面ポッチ1x1ブロック使えば側面のグリルも再現できそうです。
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<<追記>>画像いただきましたので、追記いたします。

スハネ16 修正版。車体裾も青で揃いました。こっちの方が良いですね。特に10系は。
木造客車や初期の鋼製車などで車体裾に台枠が見える場合くらいでしょうか。車体裾ブラックアウトのメリットが出てくるのは……?

スハネ16の側面検討。
左が決定稿。右は窓ピッチを4ポッチ分に広げたバージョン。
右は窓ピッチは揃うのですが、たしかに間延び感が否めないですね。
10系寝台車はピッチ1500mm位で、割と窓と窓柱詰まってた印象があります。
不整合、已む無し?

スロ62の補正版。
雨樋を追加。ぐっと引き締まった印象に。妻面に尾灯付けたらスロフ62(スロフ81)に。窓柱を1プレート分にして窓ピッチ詰めたらスロ54になりましょう。
余談ですが、グリーン車のみの5−6両編成というのは1970年代には団臨で見られたものです。お座敷客車やサロンカーの前史だと思ってください。

スハ43の小改良。雨樋表現を車端部まで通しています。
<続>



ちなみにウチの40ポッチ長客車は全車裾黒で作っています。
裾を車体色に揃えると車体下半分にモッタリ感がでてしまい、かといって窓下部分を車体色に揃え1プレート分下げると例えばドアとのバランスが悪くなってしまいます。このあたりは工夫で修正可能なのかもしれませんが、自分は裾黒がそんなに気になっていないので、バランスを優先させています。
旧型客車系は編成の自由度が魅力ですよね。
優等車全開の急行編成に飽きたら、普通車のみにしてのんびり普通列車。
ときには荷物車だけかき集めて急行荷物列車。
最悪、回送や職員輸送等の客車1両でも楽しめる、と。
固定編成電車系よりはるかに敷居低く、長く楽しめると。
(最近は自分も電車作が多いですが)
落ち着き、も同意です。
特急電車の傍らにいる旧型客車って情景は70-80年代のリアルですし。
車体裾の色はケースバイケースなのでしょうね。
軽快な感じを出す手法として、有りだと思います。AP様作品は裾黒で成功されてますし。