
もりりん様のシェイ式に合わせたという、でぃるてぃっく様の自由形客車です。
(撮影は編成写真 もりりん様・個別写真はでぃるてぃっく様)
鮮やかなカラーリング。緑と白のツートン。窓上の黄色帯が引き締める。トレインプレートの黒も良いバランス。
そして良い意味で無難なパーツ構成。
難しいことを考えずに、気軽に真似してみたくなる。そんな作品でしょう。自由形の手本の一つ……かもしれません。

3両編成。
特定モデルはないとのことですので、関山的に解釈させていただきますね。
シェイは762mmや910mm軌間用が殆どですので(台湾のは762mm。もりりん様の作品はアメリカの森林鉄道用イメージなので910mm軌間か?)、この客車もナローゲージ用でしょう。
客車の形状は現代的なもの。
これは阿里山森林鉄路の現用客車(エアコン付きの固定編成、プッシュプル)を思わせるものです。大きな窓は観光列車にふさわしい装備であり、また細いピラーによる華奢な印象は如何にも軽便鉄道用という雰囲気もありましょうか。

展望車。端部に展望窓付き。
窓はよくみると車体腰板部まで伸びています。反対サイドには乗務員室。小窓が良いアクセントに。
国鉄流に言えば、ケコロテ510 みたいな感じでしょうか?

テールマーク装着状態。
ウエッジプレート使った「翼」表現は良い感じ。真似したい(笑)。

中間車。
ベーシックなスタイルながら、落ち着きがあります。全車共通ですが、縦組みのドアは良い雰囲気。
国鉄流ではケコハ550?

緩急車。回送用の運転台?を持ちます。
流石にここで蒸機を操作できるとは思えませんので、蒸機列車の際は監視と制動操作用になるのでしょう。普段はディーゼル機関車の遠隔操作位は行ってると。
角テールライトが近代感。
国鉄流に言えばケコハフ500か、はたまたケクハ500か。
ケは軽便のケ。軽便線の客車番号は割と適当だったらしいですよ?

シェイと合わせる。
当日はエメラルドナイト客車であったり、あるいは軍事列車を牽いてたシェイですが、やはり専用に誂えた観光列車が似合う気がします。時代考証的にはもっと古い客車が似合うかもしれませんが(無論、運材台車が一番似合う!)、現在に生き残ってるシェイと考えれば、客車も近代化されていることでしょう。
(日本でもSL列車の客車は、機関車よりずっと後世の客車ですよね?)

側面より。楽しげな雰囲気。
理想を申せば、簡単でもいいのでインテリア備え、ミニフィグたくさん乗せると更に絵になるかもしれません。

今後の活躍、願っております。