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この衝撃は忘れません!
元のくろてつ(嵯峨)様のベーシックなキハ52とともに。
気がついたら、キハ52とキハ52に会える京都 梅小路の催しに向けて手が動いておりました。先行してた企画、近鉄2200系造ったあと、「出発する日」の数時間で(笑)。
仕様やディテールを揃えたモデルを並べてみたい! 編成してみたい。
また、ベーシックな国鉄気動車モデルを「この機会に、一から仕切り直ししてみたい」とも思っておりました。
実はキハ55などは2009年ころ造ってはおりましたけど、今見ると古いとこだらけ。ちょっと今のシーンには相応しくもありませんから。
その意味で、薬師山氏のHGクオリティは魅力的に写ったのです。


お題はキハ55形。1950年代の準急用・急行用・一般用気動車で1986年に退役。
比較的初期の、バス窓のタイプです。
飽くまでキハ52等の増結用を想定し、動力なし。
ブラックアウトさせた車体裾処理はじめ、3面折妻な前面仕様・側窓幅・ドア周り。極力薬師山氏の仕様に合わせました。
ただ、手すりはバー4Lのタンが8本も手許にはなく、妥協した仕上げです。
台車やエンジン周りもやや簡略化しています。
車体の組み方は、くろてつ(嵯峨)様のコンセプトに忠実に。
「極力パーツ種類が増えない」組み方を意識しました。
(1x2を2個で済むところに、1x4を使わない、など)

サイドビュウ。運転台廻りはキハ55は左右非対称なのですが、そこはコンセプト意識して簡略化。
上下のバランス感は薬師山氏モデルの良さを感じますし、バス窓のキハ55でも援用できたのでした。
次の課題はバス窓ではない、1段上昇窓のキハ55後期車等ですね? 横組ではない窓は久々ですが(苦笑)、順組も良さがある。適材適所でありましょう。
床下機器は2x10のプレートにタンクやエンジンのディテールをレリーフ状に貼り付けたもの。

連結面は手抜き。貫通幌だけはいつもの流儀で付けておりますが。

さて。ここからは梅小路でのお披露目篇。
薬師山様のキハ52との並び。正直、未だ追いつけてないとこあります。
サボの簡略化と、車番の省略はしちゃいけなかったかも?
テールライトは4070か87087か? 手許にタンの87087が無く4070で仕上げてしまいましたが……。87087も試してみませんと。

更に原型。くろてつ(嵯峨)様作品と。
嵯峨モデルも薬師山モデルも、結構ギリギリにチューンしたバランスで成立していたモデルであることが再認識された感。……弄るの、実は難しい?
でも、アレンジ諦めちゃいけません!
余談ですが、嵯峨モデルでの屋根表現は完成されちゃってますね。コスト面強度面で有利。そしてちょっと厚ぼったい重たさが、逆に国鉄時代の気動車らしく見えるという。
ここは1台拵えて、手許に1台おいてみて納得したのでした。

気を取りなおして。編成で。調和に整合性、取れてるかしら?
国鉄世代の気動車のメリットは「編成が自由自在」。
一部の例外を除き、殆どの気動車が混成混用可能。急行形から通勤形まで。1950年代のキハ17辺りから、1980年代のキハ40辺りまで。
極端なケース抜きにしても、キハ52とキハ55(あるいはキハ26)との組み合わせはよく見られたものでした。
この規格の気動車、揃ってきたらきっと楽しいことでしょう。皆でつなげてキハオフ・気動車オフ?
ウチも追加の製作計画、練り始めています……。
皆様も、「嵯峨モデル」か「薬師山モデル」。造ってみませんか?