ラインナップが相当に膨らんでしまっており、分冊化ももはや必然です。
2017年版はそれに加え、「5歳以下版」「5歳以上男児向」「5歳以上女児向」に更に分化しています。以前から日本版のみはダブルフェイスであり、裏面から女児向けカタログスタートする構成でしたが、それが分離した感じ。
さて。ここまで分けたからには欲しいのは「悪い大人向け」……もとい、ティーンエージャー以上を対象にしたホビーユーザ向けカタログでしょう。
玩具感のない、ホビーとしてのカタログは必然性が高いような気がします。大人っぽい雰囲気で中二心を刺激しそうな感じで。現行のラインナップは「通常品」だけでも、かなり対象年齢高いセットも多いですよね? これがナントカ限定(……宜しくない傾向ですが)も含めると、結構なボリュームになりうる。
思えば、鉄道模型やプラモデル(特にタミヤ)のカタログは当時の小学生に、「大人のホビーへのあこがれ」を抱かせてくれたものでした。短期的なものではなくて、一生付き合っていける趣味としての色を魅せてくれてた。子供って大人な趣味へのあこがれ、ありますよね?
そういうカタログはレゴにも欲しいと。
無論、「既に枯れた大人」なら子供むけでも抵抗感はないですよ。時折「FriendsやElves買うの恥ずかしい」なんて若者の声を聞きますが(苦笑)、枯れた大人にはそんなの無問題!
でも、10代のメンタルってその辺は意外とデリケートな気がします。自分だって10代末の頃はアニソン聴くの恥ずかしかったんだよ……! その意味で「飽くまで子供を対象とした」雰囲気の印刷物しか無いレゴ社の方針は惜しいような。
また、今は減ってると思いますけど、親が「レゴは小学生まで!」と強制的に「卒業」させちゃうケースだってあるでしょうに。
ホビーカタログはその辺の問題を是正する力もってそうな気がするのですが。
ディスって(笑)ましたよね。ある意味レゴ社の姿勢が
透けて見えるといいましょうか。
レゴムービーは……それほど不快感はなく、笑い飛ばせる演出だったので気になりませんでした。
それよりも、対象年齢高めの製品を尽く「流通限定」にして入手しにくくしてしまったことに腹立たしさが収まりません。5年前はモジュールビルがビックでも淀でも尼でも買えましたのに! 大人向けカタログが出せないのはそういうつまらぬ事情の故と思うと辛いです。
清兵衛と瓢箪 じゃないですけど、子供の好きなものを奪う親は病んでる可能性が高いと思います。過激な意見かもしれませんけど、同意します。