
以前紹介した(2015年11月のサクラグ横浜オフ出展)、TEN様のつくばエクスプレスTX-2000系が3両編成化されていました。
今回は催しの趣旨的に走行の時間が取れなかったことが残念でしたが、ここに紹介させていただきます。
作品のアウトラインは変わっておりませんので(というか編成・動力化において「一切妥協されておりません」ので、詳細は前回記事から再掲します。
「つくばエクスプレスの中距離用車両、TX-2000系」
「 目を引くのは車体構成側面構体。6幅ベースの構体に対して、プレート2枚づつの外板を貼ったような作り。7幅以上8幅未満という寸法です。
タイル貼り付けによる車体外部の仕上げはこれが初めてではありませんが、車体裾の丸み表現と相まってなかなか大胆・そして斬新な印象を与えます。」
「側窓もクリアタイル貼り付けに寄る表現。これによって車体側面の完全フラッシュサーフェイス! 窓は1x1タイルに寄るもの……。この発想はトレインオンリーのビルダーには出てこないものでしょう。美しい!」
「TXの前面もかなり難度高いものですが、下半をウェッジプレートで表現しきっています。ここへのポッチ出しは気にならず、寧ろアクセントになっている感じさえ。
連結器やスカートが順組なのは安心感に繋がっています。実物の魅力を引き出してますね。
前面窓も側窓同様、タイル貼り付けに揃えられています。
足回りは車体寸法に対して小さく見えますが、これが不思議と玩具的可愛さにつながっているようにも思えます。8幅ラージ系の良さですね。」

今回は作品の良さを活かしつつの、3両編成化。
先頭車は動力を組み込み。
ユーモラスでもある前面(……可愛い! 動物的な愛嬌なんですよ!)。そしてタイルサーフェスの側面。
改めて、独自の魅力を感じたのでした。

今回お見えの中間車。
シングルアームパンタx2。この構造も斬新ですが、これでも折りたたみは出来るのですね。太い下半分がなかなかリアルです。
屋上配管もまた良い感じに。
やはり車体断面と車体表面の印象が鮮烈です。
良い意味で、この世界の固定概念を叩き壊してくれるモデルです。

3両編成。公式写真風なアングルで。
今回はテーマと運営方針的に静止展示のみとなりあまり活躍させられなかったこと、申し訳なく思います(正直、後悔と言うか反省しております……)。
でも、またの機会ありましたら、是非お持ちお願いしたいと思うのでした。
この造形・モデリング・表現、最新・最高のものと思います故に!