また、朝夕の混雑時のための「客車」迄持っていました。
気動車と客車列車の使い分けは1960年代の炭鉱私鉄ではよく見られたものでしたが(北海道など)、その形態を1980年代まで続けていたのは稀有なことであったでしょう。
(他に三セクの樽見鉄道も同様の輸送形態でした)
あぁ1991年廃止なので、頑張れば乗れた・頑張れば撮れたのですが。

以前もCADを紹介しましたが、夏頃完成されてたようです。
BKCでも展示・走行したのでした。
DD13タイプのディーゼル機関車の曳く、凄く楽しい♪混合列車編成。
今の目で見るとメルヘンの世界ですが、鉱石輸送・通勤通学輸送という実務のために1990年代まで頑張っていたのでした。
思えば非電化私鉄は余りレゴトレインでは選択されませんが、実は素敵なモチーフです。

bkcの大レイアウトは都会派故、ややミスマッチ? でも、それも良い!
(DD13という意味なら、都市部の貨物扱駅にも居たので実は都会派?)
DD13(国鉄機とほぼ同形)は小さな車体にPF機器を収めた力作です。それも2Mか?
タイル張りのボンネットでPF機器を巧く隠す。小さめの上すぼまりのキャブが如何にもDD13という感じがします。白い手すりもディーゼル機関車のポイント。
引いてる貨車はレゴの製品ですが、偶然にもコンテナ系と鉱石系が続き、ちょっぴり片上鉄道の雰囲気はあり? まぁ片上鉄道では鉱石輸送はホッパ車ではなく無蓋車でしたが。

国鉄オハ61系を17m級にしてオープンデッキにしたような客車。ホハフ2000形。
青に白帯という姿で、当時の関係者がどれほど意識してたのか不明ですが「片上のブルートレイン」と言われていました。
混合列車の他、客車だけを3-4両連ねた客車列車もあった由。
窓は数を少なめにして、1ポッチの合間を入れるとホハフ2000らしく見えます。
妻部の屋根処理がいい感じですね。1x2系のカーブスロープの効能大きいのです
ワム80000形は難度高く、一般的な貨車の割に殆ど作品がなかった。
車体リブを半ポッチづらしで再現することで、今回実現しています。大量生産は不可能?な手法ですが、リアルなワム80000形が1両でも混ざって居ると、貨物列車も引き締まります。

無蓋車と緩急車。
無蓋車はタイルとプレート駆使したアオリ戸が精緻精密。実際に開閉もするのでしょうか? 量産は大変かもしれませんが、このクオリティの無蓋車は揃えてみたくなります。無論1両とか2両を編成のキモとして使うのもありでしょうか。
緩急車ワフ101は国鉄の車掌車と違い、窓配置が左右非対称のちょっと変わった車。左右非対称なのは国鉄ワフ22000形の払い下げ車で、貨物室潰して両デッキに改めたため。

「正調」の混合列車で。
ときに回送の気動車までぶら下げた編成も合ったそうです。片上鉄道の気動車たちもなかなか魅力的でしたし(キハ41000やキハ42000同形車も)、三角屋根の駅舎などのストラクチャも良い雰囲気だったそうです。
何時か、情景の再現にも繋がること、期待しております。
また、保存会の保存車両・設備との出会いもあること願っております。